まずる ゲームレビュー(Youtube動画と対応)

コンシューマを中心としたゲームのレビュー。Youtubeの動画と1:1で対になってます。

【レビュー】侍道外伝 刀神 KATANAKAMI 感想・詳細レビュー(中盤までプレイ)【まずるCh】

今回のレビューの感想。


手ごたえのある、戦闘システム
熱中できる刀育成・収集要素。
UI改善のパッチが来てくれれば・・・

こんにちわ。まずるです。

今回は、「侍道外伝 KATANAKAMI」について、
中盤までプレイした時点でのレビューをお届けします。

 

f:id:muzzle_of_cat:20200303145918p:plain

刀神

ゲームボリュームだけは未確認ですが、
それ以外の一通りの機能はプレイ出来ましたので、
システム毎に、詳細にレビューしていきます。

 

発売日は2020年2月20日
対象プラットフォームはPlayStation4Nintendo Switch、Steam
今回のレビューでは、PlayStation4版を使用しています。

 

つづいて、本日徹底レビューする全項目はこちらです。

 

 1ゲーム概要(動画:00:50付近)
 2ストーリー(動画:01:46付近)
 3システム
  3.1戦闘(動画:02:21付近)
  3.2ダンジョン・マップ(動画:05:44付近)
  3.3ローグライク要素(動画:07:14付近)
  3.4ハクスラ要素(動画:08:29付近)
  3.5鍛冶屋(動画:09:47付近)
  3.6UI(動画:12:48付近)
  3.7その他システム(動画:13:52付近)
 4マルチプレイ(動画:14:55付近)
 5前作未プレイでも楽しめる?(動画:16:22付近)
 6PS4?Switch?PC?(動画:16:55付近)
 7侍道(バカゲー)らしさ紹介(動画:18:01付近)
 8まとめ(動画:19:25付近)

 

早速一つ目の「ゲーム概要」から見ていきたいと思います。


1ゲーム概要

 

2002年に発売されたPS2用和風アクション「侍」から続く「侍道」シリーズの外伝作品。
前作「侍道4」からは実に9年振りとなる新作。

f:id:muzzle_of_cat:20200303142715j:plain

侍道4

外伝という事で、今作では見下ろし型の和風ハック&スラッシュとなっています。
ハック&スラッシュとは、敵をひたすら倒し、よりレアなアイテムを収集する過程を
楽しむことを目的としたゲームジャンルになります。
ハクスラの名作、「Diablo」をイメージして貰えればいいと思います。

f:id:muzzle_of_cat:20200303142740j:plain

Diablo



そこに+若干のローグライク要素、鍛冶屋経営の要素が組み合わさる構成になっています。

夜にだけ出現するダンジョンへ潜り、刀を収集。
昼に鍛冶屋で刀を販売・納品などして
借金を返済していく。という流れが基本になります。
定期的に借金返済必要ですが、土下座で待ってもらうことも出来ます。
なお、今作ではキャラメイクはできません。

 

2ストーリー

 

続いて、ストーリーについて。

時代は、明治初期。「黒生家」、「赤玉党」、「宿場町」という3勢力がしのぎを削る、六骨峠が舞台となります。
主人公は流れ者の侍。たまたま通りがかった六骨峠にて、刀鍛冶屋を営む「堂島軍二」の娘、
「堂島七海」が、店の借金のカタとして連れ去られてしまう場面に遭遇します。
事の一部始終を見ていた主人公は、娘を嫁に貰う事を条件に、
借金返済に協力する事になります。


3システム

3.1戦闘

 

続いて、戦闘システムについて。


戦闘の基本は、攻め・受け・崩しの3すくみになっています。

f:id:muzzle_of_cat:20200303142931p:plain

3すくみ



連打ゲーにならず、かと言って複雑すぎず。後述のジャストガード・ジャスト回避も相まって、
丁度良い戦闘テンポになってると感じました。


戦闘中は納刀・抜刀の2種類の状態が存在します。

f:id:muzzle_of_cat:20200303143200p:plain

納刀・抜刀



納刀中は攻撃・ガードなど出来ませんが、しばらくするとバフがかかります。
この状態で抜刀すると、強力な範囲攻撃が可能です。

若干クセがあるので、納刀状態から抜刀状態への切り替えが初めは上手くいかないかもしれません。
刀には9種類の「型」が存在しますが、このうち、「居合い」型の刀は、
納刀状態から即攻撃できるので使いやすいです。個人的にかなりオススメです。


構えは9種類。構えごとに特徴があり、攻撃のモーションも、プレイフィーリングもまったく違うものになります。
かなり戦闘の幅が広がる、良い要素だなと感じました。

f:id:muzzle_of_cat:20200303143247p:plain

構え

 

極見「きわみ」と呼ばれる、いわゆるジャストガード・ジャスト回避機能も存在します。
隙も少ないので、積極的に狙っていけます
大振りの敵にはかなり狙えますが、振りが小さいザコ敵は逆に、結構難しいです。

さらに、極見で敵を倒した際、周りに敵が残っている場合、タイミングよくボタンを押すことで、
連続した極見が発動。これがなかなか気持ちいいですね。

刀刻「かたなたいむ」と呼ばれる、ゲージをためて発動する必殺技も存在します。
発動中は、活力や刀の耐久度が減少しない、移動速度が上昇する、敵の攻撃にのけぞらないといった強化状態となります
ゲージは最大3つまで貯められますが、その際は構え毎に必殺技「奥義」が使えます。


刀毎に技があります。初期状態ではアクションは少なめですが、刀の熟練度である「刀級」を上げると覚えていきます
技が増えてくると、コマンドも少しずつ複雑になり、アクションが充実してきます
たとえばこの降魔。
「居合い」型の武器で、最初は2段目までしか攻撃が出来ず、火力も低いので今一つでした。
しかし、熟練度をあげて技が増え、コマンド技含めて3段まで攻撃に。
鍛冶屋での強化で火力不足も解消し、結果お気に入りの武器になりました。

f:id:muzzle_of_cat:20200303143434p:plain

降魔

最初は使いずらかった刀も、すこしずつ熟練度を上げ、
愛用の刀が使いやすくなっていく感じは、すごく楽しいですね。


刀は3本まで装備可能です。
また武器とは別に、装飾品を装備可能で、それぞれ特殊効果が発動します。
また、見た目も変わります。

刀には耐久度が存在し、攻撃するたびに劣化していきます。
刀を研ぐと切れ味が戻ります。素材として砥石を使うか、持っている別の刀を消費します。
その際、構えが同じ・もしくは同じ刀を使うと、修繕値に補正が入ります

ダンジョン中に刀を研ぐ事が出来るポイントが割と出現するので、
探索中に刀の耐久度が足りなくなって困るシーンは、あまり無いように感じました。

 

そのほか、土下座で攻撃も出来ます。
またLvUPで体力・活力とも全快します。
連続攻撃をつなぐと、経験値・ドロップ率があがるシステムもあります。
ガード中に〇で、発声。敵をひるませたり、飛び道具をかき消すといった事が出来ます。
ただ、敵が集まってきてしまうデメリットもあります。


3.2ダンジョン・マップ

 

続いて、ダンジョン・マップについて。

ダンジョンは、ランダム生成となっています。
マップには通路がなく、部屋が隣接している形になります。

f:id:muzzle_of_cat:20200303143920p:plain

マップ



5階層毎に、「祟り場」と呼ばれるボス戦が発生します。
クリアすると大量のアイテムと、さらに帰還ポータルが出現します。
そのまま次の階層へ進むことも可能です。

罠もあります。目視で見ることが出来、拾う事も可能です。
拾った罠は再設置も可能。敵に踏ませることもできます。

またまれに、ダンジョン内に隠れ鍛冶屋が登場します。
武器の素材化・強化・アイテムの販売などが出来ます。

隠れ鍛冶屋で、「料金を払わない」を選択すると、盗む事も可能です。
結構簡単に逃げれますね。。
ただし、所持金いっぱいまでの品物しか盗めません。

一度探索済のダンジョンは、ワープポイントが出現するようになるため、途中から探索再開可能です。

フィールドには時々女神像が設置してあり、
祈ると、ランダムな効果が発動します。

NPCをお金を払って雇い、ダンジョンに連れて行く事も可能です。

ちなみに、町で派閥のNPCを倒すことも出来ますが、
その場合、ダンジョンに「死霊」として登場し、襲いかかってきます。
ちょっと手ごわいですが、少し良いアイテムを落としてくれます。


3.3ローグライク要素

 

続いて、ローグライク要素について。

レベルはダンジョンを出るとリセット
ただし、刀の熟練度である、「刀級」はリセットされません

主人公自身の強さはリセットですが、刀の強さはロストしない限り、
維持される形になります。

死亡時には、貴重品以外のアイテム・お金をすべてロスト
ロストしたアイテムは、再び現地へ行くと出現する「ツクモガミ」を倒すと奪還可能です。
このツクモガミからの奪還に失敗すると、完全にロストとなります

街では「ろすと保険」というアイテムが売られており、これを購入しておくと
ロストを予防できます。一番安いもので1500円から。これは刀のみ保障されます。
値段は結構お高いですが、これを1つ持っているとかなり安心できるので、
1つ買っておくのをオススメします。

f:id:muzzle_of_cat:20200303144125p:plain

ろすと保険

ローグライク要素として、シレンでいう所の、巻物であったり杖であったりなど、
アイテムを駆使して戦う要素はほぼありません。
一応落ちている毒キノコを投げつけるなど出来ますが、
リアルタイムアクションなので、使う場面はほぼないです。
あくまでアクションでの剣戟がメインになります。


3.4ハクスラ要素

 

続いて、ハクスラ要素について。

ドロップされる刀の性能は、完全にランダムです。
後述の「号」がまれに付いている場合もあります。

刀は構えが9種類あり、また同じ構えでも刀が違うと覚える技も異なってくるため、
火力を求めるのか?使いやすさを求めるのか?など人によって好みの刀は違ってきそうで、
収集欲は高いと思います。

所持アイテム数は50個。武器・アイテム含めてなので、結構すぐいっぱいになるイメージです。
「籠」という装飾品を装備すると、+15されるのでオススメです。

未鑑定の刀も登場します。鍛冶屋で堂島に鑑定してもらう事が可能です。

また呪われた武器も存在します。ぱっと見、わからないので注意です。
一覧からは見えず、武器詳細見ると分かります。

一度、気づかずに呪われた弱い「弓」を装備してしまい、
武器を切り替える事もできず、全滅しかけました・・・
未鑑定の武器でなくても、呪われている武器があるので注意です。
町に戻れば堂島に無料で解除してもらえます。
呪いを解除する消費アイテムもあります。


3.5鍛冶屋

 

続いて、鍛冶屋について。


刀にはレア度である「品質」のレベルがあります。1から、最大7まで確認しています。
品質が高い武器の方が、強化限界の数値が高いです。

強化限界とは、刀を強化可能な回数です。
また、品質が良い方が、各勢力に納品する時の評価が高くなります。

刀の強化は2種類。攻撃力UPか、耐久度UPを選択します。
強化値はランダムになっており、+8あがる場合や、+13上がる場合などがあります

強化をやり直す事も可能ですが、その場合材料は消費されてしまいます。
強化できる回数の上限があるので、材料さえ揃えれば、
さらにこだわった武器を錬成できます。

」とは、「名刀」「活人剣」などの呼び名を付与することができ、
刀に特殊な効果を持たせる事ができるシステムです。

「号」を付与するには、その刀の攻撃力を一定数以上に上げるなど、特定の条件を満たす必要があります。
また別途、「号の書」という消費アイテムも必要になります。
1本の刀に、最大3つまで付与可能です。

他の刀から継承も可能ですが、
継承元の刀が、熟練度の最大レベルである刀級50になっている必要があります。

各勢力から、刀の注文も受ける事もあります。
依頼に沿った刀を納品、報酬としてお金をもらえます。

品質の良いモノを納品したり、複数納品したりすると、「対応率」が100%を超える。最大150%までっぽい。
対応率が上がると、報酬額が上乗せされたり、勢力からの評価があがります。
納品を続けて、各勢力の評価が上がると、その勢力の出店が出店されたり、品ぞろえが豊富になります。

f:id:muzzle_of_cat:20200303144414p:plain

出店



集めた刀は、溶かして素材に戻すことも可能です。
素材よりも、刀が落ちている数の方が圧倒的に多いため、
刀を強化するために積極的に利用する事になるシステムです。

刀の作成も可能です。材料を使って、任意の刀を作成できるようになります。
ただし、品質はおそらく1固定です。
依頼品の納品用として作成する事がメインで、
自分で装備する刀はドロップ品を集める事になりそうです。

堂島に自動で刀の作成を依頼する事も可能です。
作成の方針は「つくるな」「安いのだけ」「いろいろ作れ」
の、3つ設定可能です。

また堂島には鍛冶の腕前レベルがあり、
強化を重ねると腕前があがります。
刀作成には堂島の腕前レベルまでのものだけ作成可能となっています。

各種アイテムは、お金・刀・道具毎に、金庫・保管庫・押し入れに格納可能です。

 

3.6UI

 

続いて、UIについて。

一部のUIに難があります。

ダンジョンでアイテム一杯になった時、まとめて捨てられない点です。
ハクスラのゲームでは結構なストレスになります。

慣れれば、なんとか1つずつアイテムを捨てるのもやれますが、
結構きついです。

拠点にて、一括で在庫へ格納や、一括で素材に変換出来る機能は実装されているので、
ダンジョンでの一括廃棄機能は実現できそうなんですが・・・
パッチに期待ですね。

そのほか、刀の耐久度を回復する回数も多いんですが、1回ずつしか回復できません。
これも、まとめて刀を材料に指定して、一気に満タンまで耐久度を回復できると便利でしたね。

また、落ちているアイテムを拾える範囲が、若干狭いと感じました。
お金・素材に関しては、自動取得システムあっても良かったかもしれません。


3.7その他システム

 

続いて、その他システムについて。

依頼システムもあります。掲示板から確認可能です。
「ダンジョンのXX階の敵を倒してくれ!」などです。

依頼を受けるといったフェーズはなく、該当フロアに到達すれば、依頼内容メッセージが表示され、
目標の敵を倒せば自動的にクリア扱いとなります、かなり気軽ですね。
お使い系クエストがうっとうしい、といった良くある印象を受けないので、良いと思います。

また、金貸しにさらわれた、七海への差し入れを行うシステムがあります。
町にいる「でっち」に渡し、間接的に届けてもらいます。
差し入れた品物毎にポイントがたまり、一定ポイントがたまると、七海からいろいろなアイテムが送られてきます。
なぜか、届いた生写真などは食べる事も可能。食べると・・・ 

 

マルチプレイ

 

続いて、マルチプレイについて。

今作ではオンライン要素もあります。
同期・非同期の2タイプあります。

設定から、「オンライン」を有効にすると、非同期のプレイヤーが
ダンジョンに出現するようになります。AI操作で動くキャラクターです。

マルチプレイ」を有効にすると、同期のプレイヤーが
ダンジョンに出現するようになります。
同期のプレイヤーとは、操作している人が実際にいるキャラクターですね。

f:id:muzzle_of_cat:20200303144605p:plain

オンライン

 

友達を招待するような機能は今のところないようです。あくまで一期一会。
もしかすると、同じタイミングで、同じダンジョンの同一フロアに入れば、
マッチする可能性はあるかもしれません。

対人戦も可能です。どちらか一方が敵対的な意思表明すると、
「両者合意なくとも」攻撃可能となります。
一方的にしかけられるので、ここは要注意です。

 

負ければアイテム全ロストです。
そのためオンラインをプレイする場合は、かならずメインの刀やアイテムは倉庫にしまい、
予備の刀で遊ぶことをおすすめします。
もちろんオンライン設定をOFFにしておけば問題ありません。

いつ裏切られるかわからないので、緊張感あって楽しいです。
一度はアイテムを全部倉庫に預け、予備の刀でマルチプレイしてみてほしいですね。


5前作未プレイでも楽しめる?

 

続いて、前作未プレイの人が楽しめるのかどうか?について。

1作目である、初代「侍」に登場したキャラクターが何人か出るようで、
舞台である六骨峠も、初代で出てきた場所との事。
プレイ済のファンの方であれば、ニヤリと出来る要素ではあると思います。

ただし本作はハクスラで、ストーリーメインのゲームではないため、
まったく気にしなくて大丈夫だと思います。
自分も侍道初プレイですが、楽しめています。


PS4?Switch?PC?

 

つづいて、どのプラットフォームがおすすめか?について。

おそらくプレイ人数が一番多いのはPS4だと思うので、
オンライン要素を楽しむならPS4がいいかもしれません。
ただし、フレンドの招待もありませんし、
今作はそれほどがっつりオンラインを楽しむゲームでは
ないかなと思っています。

Switchについてですが、とあるツイートで、
携帯モードだと画面が小さいという人がいました。

見降ろし型でキャラクターが小さめな画面構成なので、
携帯モードだと若干みずらい可能性があります。
また操作も、L+Rなど同時押しの操作もあり、
結構忙しい操作なので、Joyコンではちょっと操作しずらいかもしれません。

Switch版を試せてはいませんが、PS4版でロード時間はほぼないので、
おそらくSwitch版でもロード時間は問題ないと思います。
据え置きモード&プロコンならまったく支障がないと思われます。

Steam版ももちろん問題ないと思います。


侍道(バカゲー)らしさ紹介

 

続いて、侍道らしさについて。

自分は侍道シリーズ初体験なのですが、
よく「侍道らしさはあるのか?」といったツイートを見かけました。

今作プレイし始めてすぐ、「なるほど、これが侍道らしさか・・・」と理解しました。
ようはバカゲーっぽさなのですが、小ネタが色々ちりばめられていて、
かなり好きです。
ここで色々紹介したいと思います。

まずは、図鑑から見れる戦績について。
土下座移動距離。土下座で移動した距離。
土下座発見数。土下座を人に見られた回数。
踏み倒し。借金を踏み倒した回数。
新聞沙汰。堂島が新聞に載った階数。

こんな実績がある事自体、すでにかなり面白すぎます・・・

f:id:muzzle_of_cat:20200303144743p:plain

土下座移動距離

また主人公には様々な「あだ名」、いわゆる称号が与えられます。
これがまたぶっ飛んだものばかりですね。。

f:id:muzzle_of_cat:20200303144812p:plain

あだ名

 

また土下座でダメージを与えられるので、
浪人を土下座で滅殺したり。。
#動画あり
借金の期日を、土下座で伸ばしてもらったり・・・
#動画あり
七海から送られてきた、「生写真」を食べてしまったり・・・
#動画あり

ストイックなハクスラの合間に、
こういう笑える要素があるのは
バランスとしてよいですね。

 

8まとめ

 

最後にまとめになります。

まずは良い点について。

 

3すくみの戦闘システムは、連打ゲーになりがちなアクションゲームにおいて、
程よい難易度で、かつ難しすぎず、個人的には好印象でした。
ジャストガード・回避が気楽に使えるのも良いです。

メインなるハックアンドスラッシュ部分に関しては、
刀のパラメータ自体は攻撃力・耐久度の2種類のみで少ないですが、
その代わりに「号」や「構え」の存在。
また刀毎にそれぞれ「技」が異なるなどもあり、
収集欲と、育成のバランスが良く、時間を忘れてダンジョンに潜れました。

シリアスなだけでなく、笑える要素が、ちりばめられているのも、
自分には合っていました。

また価格が4000円前後と、手に取りやすい価格になっているのも好印象です。
自分はコスパは良い方だと感じてます。


次に気になる点について。

 

ダンジョンにて刀をまとめて捨てる機能がない点について。
これはハクスラではかなりウェイトを占める機能なので、
明確に改善してほしい点ですね。パッチが当たるといいんですが・・・

もう一点は、納刀・抜刀システムが若干戦闘のテンポを悪くしていると感じました。
これがなければもう少しテンポよかったかなーという印象です。
「居合い」型の武器の場合、納刀状態のまま攻撃できるため、
同じ印象を受けた方は、居合型の刀を使うことをオススメします。

 

レビューは以上です。

今後も新作を中心にゲームの詳細なレビュー動画をUPしていく予定ですので、当ブログと、Youtubeのチャンネルを登録してチェックしてもらえると嬉しいです。

 

Youtube

https://www.youtube.com/channel/UC_hqkoSJgpB6ErlDLpcXyWw

 

購入を迷われている方の参考になれば幸いです。
それではまた、次回のレビューでお会いしましょう。

【レビュー】P5S事前情報・体験版詳細レビュー【アクションRPG】

今回のレビューの感想。


魅力的なキャラクター!

P5の良さを生かしたアクション!

RPG部分は充実すぎに注意か!?


みなさん、こんにちわ。まずるです。
今回は、「ペルソナ5スクランブル~ファントムストライカーズ~」について、現時点まで出ている、ゲームの情報紹介プラス、体験版のレビューをお届けします。

f:id:muzzle_of_cat:20200209210127p:plain

P5S

※ブログの記事と合わせて動画があがっていますので、
そちらと合わせて見てもらうと、分かりやすい作りになっています。

 

発売日は2020年2月20日。対象プラットフォームはPlayStation4Nintendo Switch今回のレビューでは、PlayStation4版を使用しています。
つづいて、本日徹底レビューする全項目はこちらです。

 

1キャラクター・ストーリー

  1.1ストーリー(動画:00:45付近)

  1.2体験版のストーリーは?(動画:01:33付近)

  1.3冒険の舞台は全国に(動画:02:10付近)

  1.4魅力的なキャラクター(動画:02:28付近)

  1.5前作未プレイの人は楽しめる?(動画:04:20付近)

2システム

  2.1アクションシステム(動画:05:19付近)

  2.2RPGシステム(動画:07:42付近)

3.まとめ(動画:09:35付近)

 

早速一つ目の「キャラクター・ストーリー」から見ていきたいと思います。

 

1キャラクター・ストーリー

  1.1ストーリー(動画:00:45付近)

 

まずは、ストーリーについて。

世間を賑わした不可解な事件の解決から約半年後。それぞれの道を歩んでいた「心の怪盗団」のメンバーたちは、懐かしのアジトである四軒茶屋の純喫茶ルブランで再会することに。

f:id:muzzle_of_cat:20200209211007p:plain

純喫茶ルブラン

キャンプや旅行の計画を立て、楽しい夏休みの始まりに心躍らせる面々だったが、とあるきっかけで見知らぬ異世界に迷い込んでしまう。
そこは王(キング)と呼ばれる主の命令により、迷い込んだ人間のネガイを抜き取る異様な世界だった。

f:id:muzzle_of_cat:20200209211051p:plain

異世界「ジュエル」

精神暴走事件は解決したはずでは?謎を追いながらも、歪んだ欲望を叶えようとする大人たちを改心させるため、新メンバーを含む怪盗団が再結成!
キャンピングカーで日本各地を巡る世直しの旅が、今始まる!

f:id:muzzle_of_cat:20200209211128p:plain

新メンバー


 1.2体験版のストーリーは?(動画:01:33付近)


体験版のストーリーについては、P5Sの冒頭部分との事。主人公が、「心の怪盗団」のメンバーと再会する場面から始まります。
キャンプの予定を立てていた怪盗団は、キャンプ用品を買い出しに渋谷へ。そこで突然異世界である「ジュエル」に迷い込んでしまいます。
新キャラクター「ソフィア」「長谷川 善吉」も登場します。善吉は冒頭のアニメシーンで登場。ソフィアとは、ジュエル内で出会い、一緒に戦う事も出来ます。
自分はP5のストーリーはかなり好きだったので、今作もストーリー面では期待大です。


 1.3冒険の舞台は全国に(動画:02:10付近)


前作では、冒険の舞台は東京だけでしたが、今作では仙台・札幌・大阪・沖縄も登場。
各地では怪盗団とのイベントや、新規キャラクターとの邂逅も可能異世界「ジュエル」も各地にある模様です。

f:id:muzzle_of_cat:20200209211237j:plain

沖縄

f:id:muzzle_of_cat:20200209211254j:plain

札幌

f:id:muzzle_of_cat:20200209211312j:plain

仙台

f:id:muzzle_of_cat:20200209211332j:plain

大阪

f:id:muzzle_of_cat:20200209211346j:plain

京都

 

 1.4魅力的なキャラクター(動画:02:28付近)


ペルソナは魅力的なキャラクターも特徴の一つ。前作の登場キャラクター以外に、今作で登場するキャラクターもかなり魅力的です。一通り見てみましょう。

 

「ソフィア」体験版でも会えます。記憶がないようですが、「人の良き友人」という発言をしており、少なくとも人ではなさそう。

印象。「アホかわいい」

f:id:muzzle_of_cat:20200209211414j:plain

ソフィア

 

「長谷川善吉」体験版では冒頭のムービーでのみ登場します。最新情報ですと、彼もプレイヤブルキャラクターとして、操作可能になるとの事。

印象。「ヒゲめがね」

f:id:muzzle_of_cat:20200209211439j:plain

長谷川善吉


「柊アリス」体験版で、渋谷の新しくオープンするお店のイベントに登場します。さらに、シャドウ化した彼女も登場し・・・ジョーカー・・・踏んづけられてますね。。

印象。「踏まれたい。(感想には個人差があります)」

f:id:muzzle_of_cat:20200209211509p:plain

柊アリス

f:id:muzzle_of_cat:20200209211528p:plain

柊アリス(シャドウ)


「近衛明」IT企業「マディス」の社長。大阪で登場するようです。

印象。「ヒゲダンディ」

f:id:muzzle_of_cat:20200209211556j:plain

近衛明


「長谷川茜」長谷川善吉の娘です。なんでも、心の怪盗団の大ファンらしいです。

印象。「ポスト・ナナコン※」

※注。ナナコンでぐぐってね!

f:id:muzzle_of_cat:20200209211614j:plain

長谷川茜

 

「氷堂鞠子」氷堂鞠子札幌で近頃、支持を集めている政治家。評判はうなぎのぼりだが、どこか異常な雰囲気とのこと。

印象。「黒柳徹子」 

f:id:muzzle_of_cat:20200209211632j:plain

氷堂鞠子


「夏芽安吾」仙台で有名なラノベ作家。サイン会では熱狂的なファンが押し寄せてるとの事。

印象。「ほくろ眼鏡」

f:id:muzzle_of_cat:20200209211702j:plain

夏芽安吾

「一ノ瀬久音」仙台にて立ち寄った牛タン屋で出会うとのこと。一方的に牛タンの魅力を熱弁して去っていくとか。

印象。「大人になった千枝ちゃん※」

※注。ペルソナ4のメインキャラクター里中千枝。お肉大好き。

f:id:muzzle_of_cat:20200209211720j:plain

一ノ瀬久音

 

 1.5前作未プレイの人は楽しめる?(動画:04:20付近)


前作の半年後が舞台になっていますが、新しいストーリーのため、基本的には楽しめると思います。キャラクターも、既存キャラだけではなく、さきほど紹介した魅力的な新キャラクターが目白押しです。


ただし、P5の世界を知っていた方が楽しめるのはまちがいないと思います。特に今作は、RPGの要素は強そうです。


既存の無双ゲー、たとえばドラゴンクエストヒーローズや、ファイアーエムブレム無双などは、9割アクション要素のゲームでしたが、今作はアクションとRPGで5:5くらいではないかと予想しています。RPG部分の育成要素・探索要素がかなり充実しているイメージです。


前作をプレイするのが最善ですが、かなりボリュームのあるゲームなので、アニメを見ておくのも手です。また、公式HPでは、各キャラクターの紹介動画もあがっているので、そちらで主要キャラクターをチェックしておくのもいいかもしれませんね。

 

2システム

  2.1アクションシステム(動画:05:19付近)


つづいて、アクションシステムについて。
まずは基本操作の説明です。

 

□ボタンで通常攻撃

 

△ボタンで特殊攻撃

ペルソナによって変化します。アルセーヌの場合はダガー攻撃、ピクシーの場合は電撃攻撃など。) 

 

〇ボタンはファントムムーブと、総攻撃

総攻撃は、敵ダウン時限定です。敵にはHPとダウンゲージがあり、弱点を突いた攻撃により、大幅にダウンゲージが削れます。また、街灯など登れそうな場所で指示が出ているとき、〇ボタンを押すとファントムムーブが発動。街灯の上へ瞬時に移動。そこから△ボタンで特殊な攻撃を仕掛けられます。

f:id:muzzle_of_cat:20200209212311p:plain

×ボタンはジャンプ

2段ジャンプもあります。

 

R2ボタンで回避。長押しでダッシュ

 

L2ボタンでサードアイ

 

R1ボタンでペルソナ召喚

重要なポイントですが、時間が停止になります。そのため落ち着いて操作できます。HP消費型とSP消費型のスキルがあります。HP消費型は、しばらくダメージを受けないと、消費したHPが回復します。

f:id:muzzle_of_cat:20200209212408p:plain

ペルソナ攻撃

L1ボタンで銃構え。

こちらも時間停止します。R1ボタンで射撃。弾薬数上限があります。戦闘が終わると全弾薬回復します

 

ゲージMAX時に△+〇でShowTime

f:id:muzzle_of_cat:20200209212433p:plain

ShowTime

 

通常のアクションゲームとしての操作は一通り揃えた上で、ペルソナならではの、総攻撃、ShowTime、ペルソナ攻撃など、かなり戦闘システムには幅がありそうなイメージです。


難しそうにも思えますが、ペルソナ使用時・銃使用時など、時間が止まる要素があるため、これらを上手く使って、考える時間を作れそうです。また難易度設定もイージー・ノーマル・ハードから選べますし、RPG要素が充実しているため、LvUP・ペルソナの強化・アイテムの充実などで、難易度は引き下がってくると思います。
ちなみに、クリア後にはさらなる難易度も追加されるとの事で、やりこみ勢の方も、ご期待下さい。


また、カメラの感度などは調整可能です。体験版プレイ中ではカメラが埋まるなども特になく、特に問題は感じませんでした。

 

  2.2RPGシステム(動画:07:42付近)

 

つづいて、RPGシステムについて。


まずはペルソナの育成。今作でも「ベルベッドルーム」が登場します。ベルベッドルームとは、精神と物質の狭間に存在し、主人公のみが訪れる事が出来ます。ベルベッドルームの住人「ラヴェンツァ」のサポートにより、ペルソナの合体・強化・スキル引き継ぎなどが行えます。合体の素材となるペルソナは、戦闘中にゲットできます。

 

次にキャラクターの育成。今作では新たに、「マスターアーツ」とよばれるシステムが導入。特定のキャラクターを使い続けることにより、新たな追加アクションを習得していきます。アクションが増えるほどに、そのキャラクターの戦い方の幅が増えていきます。お気に入りのキャラクターを使い続けて、さらに使いやすく成長させたいですね。

f:id:muzzle_of_cat:20200209212500j:plain

マスターアーツ



さらに新システム。ストーリーの進行やバトルによって解禁・強化していける、怪盗団の絆の力ともいえる「BAND」こちらはキャラクター個別ではなく、怪盗団全員に影響。様々な効果を得たり、強化する事が可能です。

f:id:muzzle_of_cat:20200209212523j:plain

BAND


P5でおなじみの料理システムも登場。コーヒー・カレーなど作成可能。HP・SP回復アイテムの確保手段として、頻繁に使うことになりそうです。全国各地でレシピを入手すれば、ご当地料理も作れる模様。

 

もちろんショップもあります。今回は新キャラであるソフィアがアイテムを売買してくれます。またそれ以外に、各都市にもショップがあり、掘り出し物などあるようです。

 

RPGではおなじみの、クエストシステムもあります。ストーリーを進めていくと、怪盗団メンバーからのお願いや、街中で困っている人から相談を受けます。クリアすれば様々な報酬がゲット出来ます。


3.まとめ(動画:09:35付近)


さいごに、まとめになります。


 ・広がった舞台とストーリーに期待

 ・P5のシステムを生かした幅広い戦闘システム

 ・アクションのみをやりたい人は注意?

 

全国各地に舞台が広がり、新キャラクターも多数登場。ストーリーにはかなり力が入っていそうな気がします。探索や育成など、やりこみがいもかなりありそうです。


戦闘システムについては、RPGであるP5のシステムを、上手くアクションに落とし込んだなーという印象で、かなり完成度が高いと感じます。


戦術の幅が広い=難しいともなりがちですが、難易度設定もありますし、ペルソナ使用中や銃使用中に時間が停止しますので、幅広い人が満足出来る難易度設定になってるのではないでしょうか。

 

唯一の懸念として挙げるとすると、逆にストーリーが充実しすぎている点かもしれません。既存の無双系のゲームは、9割以上アクションで構成されているゲームが多いと思うのですが、アクションだけをやりたい人が同じイメージで今作をプレイすると、「ストーリーはいいからアクションやらせて!?」となる可能性があると思います。


ただペルソナは魅力的なキャラクターとストーリーが非常に素晴らしいゲームだと思うので、体験版をプレイしたり、過去作をチェックして、是非ペルソナの世界の魅力を味わってほしい所です。


体験版未プレイの方は、1時間程度でクリアできますので、是非プレイしてみてください。

 

 

レビューは以上です。

今後も新作を中心にゲームの詳細なレビュー動画をUPしていく予定ですので、当ブログと、Youtubeのチャンネルを登録してチェックしてもらえると嬉しいです。

 

Youtube

https://www.youtube.com/channel/UC_hqkoSJgpB6ErlDLpcXyWw

 

購入を迷われている方の参考になれば幸いです。
それではまた、次回のレビューでお会いしましょう。

【レビュー】ボイドテラリウムクリア後レビュー【ローグライクRPG】

今回のレビューの感想。

 


コスパは悪い!

明に語られないストーリ・世界観に

感情移入出来るかが鍵!!

 

 

みなさん、こんにちわ。まずるです。


今回は、1/23に発売されたボイドテラリウム。本編クリアしましたので、クリア後レビューをお届けします。

f:id:muzzle_of_cat:20200113062426p:plain


評価は分かれていると思いますが、なぜ評価が分かれているのか?を、個人的に分析してまとめてみました。
感想には個人差あると思いますので、考察の異論は大いに認めます。

 

※ブログの記事と合わせて動画があがっていますので、
そちらと合わせて見てもらうと、分かりやすい作りになっています。

https://youtu.be/TlR8XYUWb2k

 

システム基本部分の説明は、別途上がっている体験版レビュー動画で解説しているため、本動画では省略します。合わせてそちらも参照してみてください。

 

ボイドテラリウム体験版レビュー動画

https://youtu.be/cZ9w838rezU

 

つづいて、本日徹底レビューする全項目はこちらです。

 

 1.コストパフォーマンス(動画:01:00付近)
 2.雰囲気・音楽(動画:01:39付近)
 3.システム(動画:01:56付近)
 4.世界観・ストーリー(動画:04:47付近)
 5.テラリウム(動画:07:24付近)
 6.クリア後要素(動画:08:42付近)
 7.エラー・ラグ(動画:09:34付近)
 8.まとめ(動画:10:19付近)

 

早速一つ目の「コストパフォーマンス」から見ていきたいと思います。

 

 1.コストパフォーマンス(動画:01:00付近)

 


まずは、コストパフォーマンスについて。


本編は25時間ほどでエンディングを迎えました。多少テラリウムを楽しんだり、また道中結構事故死したイメージです。自分はローグライク経験者ではありますが、やりこみ勢ではないです。早い人では、15時間程度でエンディングに到達した人もいるようです。


感想ですが、ボリュームに対しては正直値段はちょっと高いかな?という印象です。ネット上でも、ここの評価はほぼ一致しています。後述のゲームシステム部分や、ストーリーに、どれくらいの価値を見出せるかが、キモになると思います。


 2.雰囲気・音楽(動画:01:39付近)

 


つづいて、雰囲気・音楽について。


非常に良いです。曲については、特にオープニングと、エンディング。エンディングの曲はかなり感動的でした。
雰囲気・音楽が良いという点についても、評価は割れていません。


 3.システム(動画:01:56付近)

 


つづいて、システムについて。ネット上で評価が分かれている部分の1つです。


戦闘システムは、おおまかに大別すると、以下2つあると思っています。ひとつは、アイテムなどを駆使して戦う既存ローグライクな部分もうひとつは、今作独自の、スキルランダム選択機能。

 

 ①既存ローグライクシステム


まずはローグライクシステムについて。よく言えばコンパクト。未経験者でも分かりやすくまとまっています。

 

悪く言えば、足りていないとも言えます。ローグライクをやり混んでいる方には、「壺がない!杖がない!」など、すぐ目に着く所なので、気になりやすい部分とは思います。


ただし、後述のスキルシステムも別途あるので、戦闘システムとしては決して薄い作りではないと思っています。

 

 ②スキルランダム選択システム


焦点になるのは2つめ。スキルランダム選択システム。

 

f:id:muzzle_of_cat:20200128180124p:plain

 

LvUP時に表示される複数のスキルから、任意のスキルを選択して覚えていくシステムです。こちらは特に強力で、運よく強いスキルを重ねて引き当てると、無双できるほどの力を秘めています。パッシブスキルで、通常攻撃を強化するスキルが特に強いですね。


逆に、ランダム取得の引きが悪いと、わりと厳しい難易度になります。ランダムの振り幅は、大きいイメージです。このランダム要素を楽しいと思うか否かで、評価が割れそうな気がします。


元々ローグライクゲームは、アイテム・マップ・敵などがランダムである事が特徴の一つですが、さらにそこに追加されたスキルランダムシステムにより、運要素が上乗せされているイメージです。ネット上でも「運ゲーすぎる!」という意見も見かけますが、この部分が大きそうです。


ランダムな中でも、シビアさを求める人には不評カジュアルに楽しみたい人には好評、なイメージがあります。このゲームにはデスペナルティがほぼありませんが、そこもカジュアル寄りか、否かで好みが分かれそうです。

 

自分自身の感想ですが、カジュアル寄りなプレイヤーですので、戦闘システムは好印象でした。モンスターハウスなど、場面によってしっかりアイテムを使い分ける必要がありますし、スキルシステムも、上振れすると「をれつえぇぇ!!!」状態になり、そこもテンションがあがって楽しかったです。死亡しての撤退も結構あったので、自分には丁度良い歯ごたえでした。

 

システムについてもう一点。ダッシュ操作が壁までワープしない挙動については、体験版から直っていませんでした。ダッシュ時に常に方向キーを入力し続ける必要があります。ダンジョンの通路が長いため、ここは修正して欲しかったですね。。

 

 4.世界観・ストーリー(動画:04:47付近)


つづいて、世界観・ストーリーについて。ここも、評価が分かれている所です。


ストーリーがうすっぺらい」という意見と、「ストーリーは感動した」という意見で2つに割れています。


自分の見解では、トリコちゃんに対して「守りたい!お世話したい!」という気持ちを持てるかどうか。で、評価が分かれるのではないかと予想しています。


個人的に、ゲームをプレイする動機付けとして、世界観や物語は非常に重要な位置づけと考えています。
例えばマインクラフト。大人気である一方、ストーリーが一切ないため、初心者の人にはとっつきくにい部分があります。

f:id:muzzle_of_cat:20200128180525j:plain


それに対して、ドラゴンクエストビルダーズではストーリーをメインにしており、マインクラフトが合わなかった人に好評だったという背景があります。

f:id:muzzle_of_cat:20200128180543j:plain


では今回のボイドテラリウムではどうでしょう。実はストーリー自体は非常に短いです。また、主人公のロボットや、ヒロインであるトリコちゃんは一切セリフがありません。この部分だけをみると、非常にストーリーが薄いように感じられます。

ただし、個人的にはこのゲームの物語は、表面で語られてはいない部分に重きを置いていると感じています。それは、システムデザイン的に、トリコちゃんを中心としたゲーム設計だからです。


トリコちゃんがお腹を空かしていれば、攻略を中断して戻る必要があり、病気にならないよう、部屋が汚れていれば逐一掃除をしなければならない。暇を持て余しているようであれば、構って遊んであげる必要もある。


ゲームを進めるために、面倒な作業だと感じてしまう部分ではありますが、実はこれを繰り返すうちに、自然とロボットとトリコちゃんの絆・物語を、ゲームの実体験を通して、紡いでいっているのだと思っています。


  あるのはただ、人類が滅亡した終末世界。  

  奇病に苦しむ少女と甲斐甲斐しくお世話をするロボット。

  その見返りは、無垢な少女の笑顔だけ。

 

明には語られない、この世界の物語に、感情移入できるか、できないか?ここで大きく評価が分かれるのではないでしょうか。


ちなみに自分は、不覚にもエンディングでやや泣きしてしまいました。あのタイミングでのエンディング曲は反則なんですよねぇ・・・・

 

 5.テラリウム(動画:07:24付近)


つづいて、テラリウムについて。


配置できる家具として、まず多いのは草木・石などのオブジェクトです。これらはクセがなく、どれもレイアウトしやすいと感じました。

f:id:muzzle_of_cat:20200128181023p:plain


またそれ以外に確認できたものでは、空飛ぶ金魚・ホタル・くまのヌイグルミ・ランタンなど、見た目も可愛らしく、配置しがいのある1点ものの家具も多い印象です。


自分はクリアまでにちょこちょこテラリウム配置していましたが、なかなか良い見た目になるので、テラリウムの機能についてはお気に入りです。

 

現時点では、クリア後の感想としてテラリウムを上げている人はあまりいません。理由の一つとして、家具はロボットの強化があるので「作成」自体はしますが、「配置」することはストーリー上不要なので、エンディング後に後回ししているだろうという点。
もう一つの理由として、家具を作るための資源が不足しており、またレア家具は敵からのドロップなので、資源・レシピ集めともに、若干手間がかかる点。これらが背景にありそうです。

 

テラリウムのシステム自体はすごく好みですが、個人的にはもっと、気軽に楽しめるバランスで良かったのではないかと思っています。

 

 6.クリア後要素(動画:08:42付近)


つづいて、クリア後要素について。


本作品では、1つのエクストラダンジョンが確認されています。出現はクリア後ではなく、ラストダンジョン前に出現します。
100階以上の階層があるようです。自分はまだ30階まで様子見にいった段階ですが、30階毎に、レシピが大量に落ちている模様です。
仕様として、トリコちゃんの空腹度が減らないため、気ままにレシピ集めや資源集めが出来ます。


既存のローグ作品では、クリア後のエクストラダンジョンは複数ある印象なので、1つしかない点も、ボリュームが少ないと見られる要因になっていると思います。
ただし、スキルや家具などをすべてコンプリートしようとした場合は、全部掘り終えるまではかなりボリュームありそうな気はしています。


 7.エラー・ラグ(動画:09:34付近)


つづいて、エラー・ラグについて。


エラーがたびたび起こるという報告が、PS4、Switchともに見られます。自分もクリアするまでに3回ほどエラー終了しました。


幸い、オートセーブがあるため、同じフロアからやり直すだけで済みます。ただし、間違いなく印象は良くないですね。


体験版ではラグを全く感じませんでしたが、製品版では汚染の霧がかかっている個所で若干ラグを感じました。また、罠設置系の敵がMAPに存在するとき、設置のたびにラグさを感じます。Switch版でのプレイです。ただし、それほどプレイに影響は出ない程度かなとは思います。

 

 8.まとめ(動画:10:19付近)


さいごに、まとめになります。


 ・コストパフォーマンスは悪い

 ・音楽・雰囲気は◎

 ・ストーリーは、ロボットとトリコちゃんの関係性に

  感情移入出来るかがカギ

 ・戦闘システムはランダム要素を含んだカジュアル寄り

   (簡単ではない)


コストパフォーマンスを重視する方には、あまりおすすめできません。


音楽・雰囲気は格段に素晴らしいです。


世界観・ストーリーの面では、体験版を遊んでみて、「トリコちゃんを守りたい」という気持ちになるかどうか。この点はすごく重要だと思っています。トリコちゃんに対して、父性・母性がくすぐられた方にはおすすめ出来ます。逆にそうならなかった方は、ストーリーが非常に薄く感じでしまう可能性があります。


戦闘システムに関しては、俗に「シレンジャー」と呼ばれるような歴戦のローグライク好きの方には、物足りなく感じる部分もあるかもしれません。カジュアルに遊びたい方には、おすすめ出来ます。
ただし、難易度は決して優しくはないです。完全にローグライク初見の方は、すこし覚悟がいります。


体験版未プレイの方は、1時間程度でクリアできますので、是非プレイしてみてください。

 

レビューは以上です。

今後も新作を中心にゲームの詳細なレビュー動画をUPしていく予定ですので、当ブログと、Youtubeのチャンネルを登録してチェックしてもらえると嬉しいです。

 

Youtube

https://www.youtube.com/channel/UC_hqkoSJgpB6ErlDLpcXyWw


購入を迷われている方の参考になれば幸いです。
それではまた、次回のレビューでお会いしましょう。

【レビュー】コーヒートーク体験版詳細徹底レビュー【ノベルゲーム】

今回のレビューの感想。


ノベルゲームとして高水準のまとまり。

特に音楽!オープニングの曲を聴け!!


みなさん、こんにちわ。マズルと申します。
今回は、Steam上で高い評価を得ており、先日PS4/Switch版への配信も決まったインディーズゲーム、「コーヒートーク」 こちらの体験版のレビューをお届けします。

 

※ブログの記事と合わせて動画があがっていますので、
そちらと合わせて見てもらうと、分かりやすい作りになっています。

 

 Youtube


 

まずは、基本情報から。

  

発売日:2020年1月30日(木) 

価格:ダウンロード版 1,600円(税込)    

   パッケージ版 3,980円(税抜)    

    ※初回限定特典はCD2枚組オリジナルサウンドトラック 

対応プラットフォーム:PS4/Switch/XBoxOne/Steam 

CERO:B(12歳以上対象) 

ジャンル:コーヒーをいれながら、心と心をかよわせるノベルゲーム(アドベンチャー)

今回徹底分析する全項目はこちらです。

 

1.世界観・デザイン

2.音楽

3.システム

 3.1UI

 3.2基本機能

 3.3サブ機能(スマホメニュー)

 3.4コーヒー作成

 3.5ラテアート機能

4.まとめ

 

早速一つ目の「世界観・デザイン」から見ていきたいと思います。 

 

1.世界観・デザイン(動画:01:14付近)


舞台は2020年9月のシアトル

登場人物としては人間以外にエルフ・オーク・サキュバス・人魚などが

この世界には存在しており、 現代+ファンタジーの世界がミックスされた、

独特の世界観です。

 

そんなシアトルの一角で、夜だけオープンしている喫茶店

「コーヒートーク

プレイヤーは、この店のマスターとして、

来店する様々なお客と会話をすることにより、 ストーリーが進んでいきます。

f:id:muzzle_of_cat:20200122162109p:plain

様々な登場人物



画面では背景に、店の外の雑踏が写っていますが、 降りしきる雨、通りを歩く人々、

行き過ぎる車。 雑踏の雰囲気がすごく良く出てると思います。

f:id:muzzle_of_cat:20200122162025p:plain

お店の雰囲気


余談ですが、現実のシアトルスターバックスの発祥の地らしく、

ゲームの舞台として選ばれた理由にもなったそうです。

また、シアトルは雨の町を呼ばれているそうで、 年間2/3が曇りか雨とのこと。

ゲーム内で雨が降りしきっているのもうなずけます。


ストーリーについてですが、体験版ではエルフとサキュバス

二人の恋人が登場します。 かれらは、種族間の価値観の違いにより、

周りから二人の仲が認められないという 逆境に陥っているようで、

今後の二人の恋仲は今後どうなってしまうのか?

冒頭から気になる ストーリーとなっていました。

 

2.音楽(動画:02:39付近)


つづいて、音楽について。


このゲームの体験版をプレイし始めて、まずオープニングの音楽

すでに心奪われました。ベースもすごくいいので、低音を強めに設定して

聞いてみて下さい。


それ以外の曲についても、JAZZ、JAZZY-HIPHOP、チルアウトなど、

実際のコーヒー屋さんでかかるような、落ち着いた雰囲気の曲が多く、

捨て曲は一切ないです。体験版では9曲。本編では24曲以上が収録されるようです。


もう一点、どうしても聞いていただきたい曲が、現在サウンドクラウド上で

公開されている曲。

1曲目、ドビュッシーの名曲「月の光」のアレンジバージョンです。鳥肌が立ちました。こちらも、是非聞いてみてください。

 

soundcloud.com


体験版プレイ時に実際に起きたのですが、心地よすぎて眠気が来る点に注意です。就寝前のプレイは良いかもしれませんね。


3.システム

 3.1UI(動画:03:39付近)


つづいて、UIについて。


画面右上に、メッセージの自動めくり、メッセージ飛ばし。左下にサブ機能であるスマホ呼び出し。右下に、メッセージログ、メニュー。など各種システムがアイコンでコンパクトに表示されており、画面が広く見やすいと思います。


フォントはやや小さめな気もしましたが、携帯モードで確認したところ、

文字の判別は特段問題なさそうでした。

f:id:muzzle_of_cat:20200122162432p:plain

UI


 3.2基本機能(動画:04:07付近)


つづいて基本機能について。


ノベルゲームでは必須と思われる、会話自動読み送り機能、既読会話の読み飛ばし機能、会話ログなど一通りそろっています

会話ログ機能のインターフェースも、誰が喋ったログなのか、一目で見れてわかりやすいと思います。


Switch版では、タッチスクリーンにも対応しています。寝っ転がりながらタッチでプレイするスタイルは、ノベルゲームとしての相性も抜群ですね。


セーブはいつでも可能との事。またゲーム内の1日の長さは、このゲームがフォローしているヴァルハラよりも、短めな設定になっているとのことです。


 3.3サブ機能(スマホメニュー)(動画:04:47付近)


つづいて、画面左下のYボタンから起動できる各種、スマホメニューについて。

 

 ◆Tomodachill!!(ゲーム内SNS)

 

ゲーム内に存在するSNSアプリのようで、登場するキャラクターが次々と登録されます。キャラクターには親密度があり、親密になるとその人物の詳細情報が解放されていきます。また、コーヒーをオーダーされた際に、好みの飲み物を出すと、この友好度があがっていく模様です。

f:id:muzzle_of_cat:20200122162544p:plain

Tomodachi!!(ゲーム内SNS)


 ◆レシピ


現在作成出来るコーヒーのレシピ情報がのっています。

未作成のコーヒーは、暗転しており、自分であたらしいレシピを発見する楽しみがあります。体験版では発見済みが5種類。未発見のコーヒーレシピは25種類ありました。


飲み物の名前は、抹茶ラテ・カフェラテなど、実在する名前です。酒場が舞台だったヴァルハラでは、オリジナルのカクテル名でしたね。

f:id:muzzle_of_cat:20200122162734p:plain

レシピ


 ◆ジュークボックス


プレイ中任意のタイミングで、好きな曲に切り替えられる機能です。

1曲が終わった際、リピートされるのではなく、ランダムな曲がかかる挙動でした。

ヴァルハラの時にあった、たくさんの曲から数曲ピックアップして、

その日お店で流す。といった仕組みはありませんでした。

f:id:muzzle_of_cat:20200122162812p:plain

ジュークボックス

 

 ◆小説


体験版では未開放です。

コーヒーショップの常連であるフレイヤは、ショップにくる客の話をもとに小説を書くつもりです。彼女が書き上げた小説が、おそらくこのメニューから読めるようになると思われます。


コーヒーショップでの現実の物語と、それを元にした彼女の小説の物語、両方が楽しめる事になりそうですね。

f:id:muzzle_of_cat:20200122162845p:plain

小説


 3.4コーヒー作成(動画:06:28付近)


つづいて、コーヒー作成について。
ストーリーの途中、お客様からコーヒーの作成を依頼されます。
コーヒー作成には素材を3つ組み合わせる必要があり、

体験版では、コーヒー・抹茶・ミルク・ココアの4種類のみが使用できました。

素材には「甘味」「苦味」「さっぱり感」「ほっこり感(濃厚さの意味?)」

4つのパラメータがあります。

f:id:muzzle_of_cat:20200122163228p:plain

コーヒーづくり


エスプレッソ」など直接名前を指定される場合もありますが、「苦いもの」などあいまいな注文も多々あります。その場合はお客様の好みにあった素材をピックアップし、コーヒーを作成していきます。
コーヒーをお客様の好みに合わせる・合わせないによって、ストーリーなど分岐あると思われます。体験版時点では、ストーリーの分岐は確認出来ませんでした。


 3.5ラテアート機能(動画:07:21付近)


つづいて、ラテアート機能について。


コーヒー作成時に、ミルクを1つ以上いれるとラテアートモードが使用できます。
ミルクを注ぐ事により、カップ上にミルクの白い領域を描写できます。

またエッチングにより、そこからさらに細い線を引くことができます。

液体を扱っている感じがすごく出ていて、ミルクは投入時にすこしずつ注いだ方向に向かって伸びていきます。

またカップ自体を回転させて、描く角度を調整する事も可能です。タッチパネルを使うとまた操作感変わってきますので、一度試してみるのをおすすめします。


このゲームを象徴する、すごくオリジナルティのあるシステムだと感じました。

ただし、思ったような絵を描くのは非常に難しいです。

消しゴムもありませんし、Undo機能もありませんので、

基本一発勝負になります。実際のラテアート職人の方の苦労が分かる作りだと思います。


1点だけ注意です。Aボタンでお客様へコーヒーを提供しますが、

確認メッセージがないため、やり直しがききません。

体験版中に2回ほど、間違ってAを押して作成中のラテアートが消えてしまったので、

気を付けてください。
また、お客様からコーヒーの注文を受けた際、「ラテアートを描いてくれ」と

言われる場合がありますが、描いた内容によってストーリーに

影響があるかは不明です。さすがに絵の内容を判断するのは難しいと思うので、

おそらく描いたor描いてないの、判断だけをすると思います。

f:id:muzzle_of_cat:20200122163359p:plain

筆者が描いた「無脊椎軟体猫」。50年後に高値になる予定です。

 

4.まとめ(動画:8:58付近)


最後に、まとめになります。

 

 ◆良いところ
  ・音楽・雰囲気が最高
  ・ノベルゲームとして、一通り機能は揃っている
  ・操作性が軽い。
  ・安い


音楽が格別に素晴らしいです。町のはずれの小さいコーヒーショップを感じ取れるような、雰囲気作りもすばらしいです。


ノベルゲームとして、会話自動送り、スキップ、ログ、会話速度の変更など、一通り機能は揃っている印象でした。操作性も軽いです。

 

ダウンロード版が1600円と、安いです。パッケージ版も、初回限定版であれば2枚組サウンドトラックがついてくるので、安いと思います。

 

 ◆気になる所
  ・ノベルゲームなので、読み物がメイン。
  ・キャラクターデザインは好みが分かれる?


ノベルゲームなので、読み物がメインです。コーヒー作成やラテアート機能はあくまでトッピングであるため、読み物が好きでない方には合わないかもしれません。


キャラクターデザインは好みが分かれるかもしれません。かわいさで言えば、個人的にはヴァルハラの登場人物の方が好きでした。ただし、全然嫌いではありません。体験版には出てきませんでしたが、ベレー帽をかぶった猫の女の子はかわいいですね。


レビューは以上です。

今後も新作を中心にゲームの詳細なレビュー動画をUPしていく予定ですので、当ブログと、Youtubeのチャンネルを登録してチェックしてもらえると嬉しいです。

 

 Youtube



購入を迷われている方の参考になれば幸いです。
それではまた、次回のレビューでお会いしましょう。

【レビュー】ボイドテラリウム vs ポケダン 体験版徹底比較レビュー【ローグライクRPG】

今回のレビューの感想。

 

「同じローグライクなのに、
手触りが全然違う!!」

 

みなさん、こんにちわ。マズルと申します。
今回は、同じローグライクゲームでありながら、発売日が被ってしまったこちらの2本について、比較レビューをお届けします。

 

※ブログの記事と合わせて動画があがっていますので、
そちらと合わせて見てもらうと、分かりやすい作りになっています。

 Youtube

 


1本目は、「ボイドテラリウム」2020年1月23日発売。

f:id:muzzle_of_cat:20200113062426p:plain


2本目は、「ポケモン不思議のダンジョン 救助隊 デラックス」2020年3月6日発売。

f:id:muzzle_of_cat:20200115204026p:plain


今回は2作品の違いについて焦点を絞って、項目ごとにどういう人におすすめかを、シンプルにまとめています。
詳細なレビューに関しては、それぞれ別途記事があがってますので、リンクから見てみてください。

 

https://muzzleofcat.hatenablog.com/entry/2020/01/11/214833
https://muzzleofcat.hatenablog.com/entry/2020/01/15/214255

  

本日徹底レビューする全項目はこちらです。

 

 1.基本情報
  1.1ジャンル(動画:01:28付近)
  1.2対応プラットフォーム(動画:01:38付近)
  1.3価格(動画:02:06付近)
 2.世界観・デザイン(動画:02:25付近)
 3.システム
  3.1UI・操作性(動画:03:12付近)
  3.2戦闘(動画:03:55付近)
  3.3デスペナルティの仕様(動画:04:45付近)
  3.4ロード時間・リトライ性(動画:05:31付近)
 4.まとめ(動画:05:58付近)

 

早速一つ目の「基本情報」から見ていきたいと思います。

 

 1.基本情報
  1.1ジャンル(動画:01:28付近)

 

まずは、ジャンルについて
ボイドテラリウムは、ローグライクお世話RPG

ローグライクシステム部分は比較的分かりやすくシンプルにまとまっています。それにプラスして、育成・箱庭要素が遊べます。


ポケダンローグライクRPG

ローグライクシステム部分に特化した、奥の深い作りになってます。


統括。


ローグライクのみをがっつりやりたい方はポケダン

ローグライク以外に、育成・箱庭的な要素でも遊びたい方はボイドテラリウム

が、おすすめです。


  1.2対応プラットフォーム(動画:01:38付近)


つづいて、対応プラットフォームについて。


ボイドテラリウムは、PlayStation4とNintendoSwitch対応。

ポケダンは、Nintendo Switchに対応。


統括。 

 

PlayStation4しか持ってない方はボイドテラリウム

Nintendo Switch持っている方はお好みで。

 

ちなみに、ボイドテラリウムの処理は重くないので、PlayStation4版、Nintendo Switch版、お好みで選んで貰って大丈夫そうです。


  1.3価格(動画:02:06付近)

 

つづいて、価格について。 

 

ボイドテラリウム。6980円。

ポケダン。5980円  

 

統括。

 

今月お小遣い厳しいという方はポケダン

そうでない方はボイドテラリウム。

が、おすすめです。

 

 2.世界観・デザイン(動画:02:25付近)


つづいて、世界観・デザインについて。

 

ボイドテラリウムは、幻想的かつ、退廃とした終末世界です。ただし、可愛らしいキャラクターに反して、少しだけグロテスクな描写もあるので注意です。音楽も世界観にマッチしていて良いと感じました。
ポケダンは、明るい雰囲気で、水彩絵の具で描かれたような優しい世界観が特徴です。音楽はのんびりとしたテンポが心地よかったです。

 

統括。


明るく、可愛らしい世界観を好む方はポケダン

幻想的でキャラクターも可愛らしいが、一部陰のある世界観を好む方はボイドテラリウム

が、おすすめです。


 3.システム
  3.1UI・操作性(動画:03:12付近)


つづいてUI・操作性について。


ボイドテラリウムは、全体的にキビキビした操作感でした。

1点だけ、ダッシュ操作が突き当りまでワープしない挙動だけが、すこし気になりました。通路が比較的長いため、少し時間がかかるかなぁという印象です。


ポケダンは、全体的にすこしUI全般がもたつく印象でした。ただし、オート移動という超絶便利機能があります。


統括。

 

快適な操作性を望む方はボイドテラリウム

オート移動というほぼ全自動探索機能で、アハ体験をしたい方はポケダン

が、おすすめです。

 

  3.2戦闘(動画:03:55付近)


つづいて、戦闘システムについて


ボイドテラリウムは、使用回数制限のない、通常攻撃がメインになります。スキル攻撃は満腹度(エネルギー)を消費するため、頻繁には使えなそうなイメージでした。仲間システムはありません。


ポケダンは、通常攻撃がなく、スキル攻撃オンリーになります。スキルはすべてPP値で使える数に限りがあるため、PP管理が重要です。最大8人まで仲間となるポケモンを加入可能です。仲間の攻撃はオートになります。


統括。

 

テンポの良い通常攻撃メインでサクサク進めるのが好きな方はボイドテラリウム

大勢のポケモンとわらわら戦闘をしたい、という方はポケダン

が、おすすめです。

 

  3.3デスペナルティの仕様(動画:04:45付近)


つづいて、デスペナルティの仕様について。


ボイドテラリウムでは、所持アイテムは「資源」という形に変換された上、すべて持ち帰り。ほぼデスペナルティが無い仕様です。ただし、レベルや覚えたスキルはすべてリセットされます。


ポケダンでは、所持アイテム・お金はすべてロスト。ただし、レベルは維持されます。ロストしたアイテム・お金は、救助システムでアイテムの回収は可能です。


統括。

 

死亡時のリスクがストレスに感じる方は、デスペナがほぼないボイドテラリウム

デスペナが比較的高いが、緊張感を楽しみたい方はポケダン

が、おすすめです。

 

  3.4ロード時間・リトライ性(動画:05:31付近)

つづいて、ロード時間・リトライ性について。


ボイドテラリウムは、ロード時間ほぼ0です。拠点からダンジョンへ出発する際、ほんの少しだけ遠い印象があります。
ポケダンも、ロード時間ほぼ0です。拠点で自宅からスタートするが、一度外に出るのがちょっと面倒な印象を少しだけ受けます。

 

統括。

 

引き分け!

 

 4.まとめ(動画:05:58付近)


最後にまとめになります。

 

<ボイドテラリウムの良いところ>
 ・世界観・音楽が素晴らしい

 ・ローグライクシステム全般は基本を押さえつつ、 新しい育成・箱庭的遊びも出来る。

 ・トリコちゃんがぐぅかわいい

<ボイドテラリウムの気になったところ>
 ・ローグライクやりこみ勢には物足りない可能性? ・ダッシュ十字キー押しっぱなしの必要

 

ポケダンの良いところ>
 ・オート移動が非常に便利

 ・懐の深いゲームシステム
ポケダンの気になったところ >

 ・操作性が全体的にすこし悪い

 ・便利な機能が多すぎるため、ローグライクの本質を楽しめない可能性?

 

統括。

 

石油王なら両方買え!!!

石油王以外の職業の方は、レビュー内容と自分の好みと、財布の中身を相談の上、検討してください。

 

今後も新作を中心にゲームの詳細なレビュー動画をUPしていく予定ですので、当ブログと、Youtubeのチャンネルを登録してチェックしてもらえると嬉しいです。


レビューは以上です。購入を迷われている方の参考になれば幸いです。
それではまた、次回のレビューでお会いしましょう。

【レビュー】ポケモン不思議のダンジョン救助隊 デラックス体験版(全10項目詳細徹底レビュー)【ローグライクRPG】

こんにちわ。マズルです。

先日のニンテンドーダイレクトで突如発表された、

ポケモン不思議のダンジョン 救助隊 デラックス」

こちらの体験版レビューをお届けします。

 

本作は、2005年にニンテンドーDSゲームボーイアドバンスで発売された、 
ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊」の
リメイク作品となります。

f:id:muzzle_of_cat:20200115204026p:plain

ポケモン不思議のダンジョン 救助隊 デラックス

ブログの記事と合わせて動画があがっていますので、
そちらと合わせて見てもらうと、分かりやすい作りになっています。

 

Youtube

  

 

まずは、基本情報から。

 

 発売日:2020年3月6日(金)
 価格:5,980円(税抜)
 対応プラットフォーム:Nintendo Switch
 CERO:A
 ジャンル:ダンジョンRPG(ローグライクRPG 

 

 

今回徹底レビューする全項目はこのようになります。

 

 1.世界観・デザイン
  1.1ストーリー
  1.2フィールド・キャラクターデザイン
 2.システム
  2.1拠点
  2.2ダンジョン探索
  2.3戦闘システム
  2.4UI・操作性・ロード時間
 3.難易度
 4.プレイ時間・ボリューム・クリア後
 5.音楽・サウンド
 6.まとめ

 

早速一つ目の「世界観・デザイン」から見ていきたいと思います。

 

1.世界観・デザイン

 1.1ストーリー(動画:00:52付近)
 

 =====================

 キミがふと目を覚ますと、目の前にいたのは1匹のポケモン

 しかもなぜか言葉が通じます。
 よく見るとキミ自身がポケモンになっていたのでした。
 昨日までは人間だったのに、どうして突然ポケモンになってしまったのか

 わかりません。

 

 ポケモンたちの話によると、
 この世界では、突如、各地で起き始めた自然変動により、
 さまざまな事件が起こっているようです。
 キミは、パートナーとなるポケモン救助隊を結成し、
 困っているポケモンたちを助けていくことになりました。

 

 この世界の異変はいったい何が原因なのか、
 そしてキミがポケモンになってしまった謎とは何なのか──。
 キミが出会う真実とは?

 =====================

   
プレイヤー自身がポケモンとなるわけですが、
ゲーム冒頭でまず、不思議な光からいくつかの質問を受け、
その回答により、16種類のポケモン中から選ばれます。
気に入らなかった場合はやり直すことも可能です。

f:id:muzzle_of_cat:20200115205033p:plain

主人公候補のポケモン

16種類のポケモンピカチュウイーブイチコリータなど可愛いポケモンが集まっていて、
どのポケモンにするか、迷ってしまいそうですね。 

 

f:id:muzzle_of_cat:20200115212251p:plain

悲しみのワンリキー

※レビュー時のプレイで、チコリータが良かったのにワンリキーを引き当ててしまい、ブチ切れる筆者
 

主人公のパートナーとなるポケモンもこの16種類の中から選べ、
こちらは任意のポケモンを選択する事が出来ます。

 

 1.2フィールド・キャラクターデザイン(動画:01:58付近)

 

つづいてフィールド・キャラクターデザインについて。

全体的に水彩絵の具で描いた、絵本のようなかわいらしさを感じるデザインが特徴的です。

会話シーンも、ポケモンが表情豊かに話しかけてくれます。ちょっと困った顔のピカチュウもかわいいですね。

f:id:muzzle_of_cat:20200115205304p:plain

困り顔のピカチュウ

1点だけ、3Dキャラクターの輪郭が少しギザギザに見えるのが少しだけ気になりますが、
プレイには支障はないと思われます。また、携帯モードだと解像度の関係で、逆に気にならなかったです。

 

2.システム

 2.1拠点(動画:02:34付近)

 

つづいて、システムを見ていきます。
まずは拠点の機能について。

 

<救助隊基地>

 

救助隊の基地がここにあり、ダンジョン探検の起点となります。

 

<各種ショップ(倉庫・連結屋・訓練所・銀行)>

 

拠点ではほかに、技ショップ、倉庫、連結屋、訓練所、銀行などのお店が立ち並びます。
連結」の詳細については、この後戦闘システムの項目でお話しします。


<救助依頼(クエスト)の受領>

 

また、拠点にはポストがあり、救助の依頼メールが舞い込みます。
メインクエストとしても、様々な困っているポケモンからの救助依頼を受けるという形で、
ストーリが進んでいきます。

 

 

 2.2ダンジョン探索(動画:03:09付近)

 

つづいて、ダンジョン探索について。

 

持てるアイテムの所持数は、最大32個です。

 

ダンジョンへ出発時、アイテムを持ち込む事が出来ます
ただしダンジョンの種類によって、持ち込み禁止のダンジョンの出てきます。

 

死亡時には、お金・アイテムともすべてロスト。ただし、レベルは維持されます。
救助システムにより、他のプレイヤーに救助依頼を出すことにより、回収できます。
救助した側は、お礼としてアイテムなどを獲得できます。

 

マップ上に、常に敵・アイテムの位置が表示されます。
こちら、かなり重要ポイントで、ローグライク経験者の方ならわかると思いますが、
かなりヌルい設定です。初心者向けにはすごく楽で良いと思いますが、
ダンジョン探索の楽しみが無くならないかは、ちょっと心配です。

f:id:muzzle_of_cat:20200115210005p:plain

マップ表示

オプション機能はかなり充実しています。

f:id:muzzle_of_cat:20200115210054p:plain

オプション機能



他に、ダンジョンがときどきドロップ率UPするシステムや、
ポケモンのタイプに依存する天候のシステムも存在します。

 

 2.3戦闘システム(動画:04:16付近)

 

つづいて、戦闘システムです。 

 

<仲間との共闘>

一番大きい特徴は、仲間としてポケモンを複数連れ歩ける事だと思います。
ダンジョンにいるポケモンを倒した際、確率で仲間になります。

拠点から連れ出せるポケモン基本3人まで。さらに、ダンジョン内で追加で仲間にする事も可能で、
最大8人PTになるようです。
連れ出せるポケモンの数は、ダンジョンによって異なってきそうです。


ポケモンのシステムほぼ踏襲した深いシステム>

ローグライクのシステムに、ポケモンのシステムが統合されていますが、
ほぼすべてと言っていいほど、要素が網羅されています。
「タイプ」「特性」「技タイプ」「状態異常」「天候」など。
それとは別に、元のローグライクシステム部分もしっかりしている印象です。
道具の種類はなんと250種類以上あります。
体験版にて、オプションから「キーワード一覧」がみれますが、
ものすごい量の情報がのっています。
システムとしては、かなり深い枠組みが用意されています。

f:id:muzzle_of_cat:20200115212752p:plain

大量のアイテム


<攻撃手段はスキル攻撃のみ(通常攻撃なし)>

攻撃手段はスキル攻撃のみポケダンの過去作ではあったそうですが、
PPを消費しない通常攻撃は今作ではありません。そのため、PP管理が重要になりそうです。


<Aボタン押下で自動的に最適なスキル攻撃>

スキルはABXYのボタンに割り振り、任意に発動もできますが、
Aボタン押下すると、状況に合わせて自動で最適な技を発動してくれます。
PP管理に気を付ける必要ありますが、これも相当便利ですね。


<技の連結システム・熟練度(PT共通)>

技の連結については、4つある技を任意に組み合わせる事が出来るシステムです。
組み合わせた技は、1回の攻撃ですべて発動してくれますが、その分空腹度が減ります
また技は使い込めば熟練度があがり、威力やPP増加など、成長します。
技の熟練度はチーム共通で、例えばピカチュウが熟練度をあげた電光石火を、
イーブイが使用した場合には、熟練度があがっている電光石火を使えます。


<命中率>

今作では命中率のパラメータがあり、スキルによってははずすことがあります。
ローグライクでは1ターンが生死を分けるので、高難易度ダンジョンでは気を付ける必要がありそうです。


<移動・戦闘テンポは今一つ(移動はオート移動がヤバイ)>

戦闘および、移動時のテンポについては、いまひとつでした。
攻撃時にスキルのセリフを喋ってくれるので、賑やかで良いのですが、
セリフのせいもあり、ちょっとだけテンポが悪く感じます。
ただし、移動についてはこのあとお話しするオート移動が
すべてを覆してくれます

 

 

 2.4UI・操作性・ロード時間(動画:07:05付近)

 

つづいて、UI・操作性について。 

 

<画面構成・文字の大きさなどは違和感なし>

マップが左側に表示、右側にパーティのポケモン情報としてHP・空腹度。天気。
画面下部にフロア情報やお金の情報、という構成になっています。 
他のローグライクゲームでは、右側にマップが表示される事が多いイメージでしたが、
左側でも特に違和感はないですね。
文字の大きさも、携帯モードで確認してみましたが、問題ないと思います。


<メニューが少し使いづらい(ショートカットあり)>

メニューを開くと、6個のメニューが横並びに表示されます。
やはり少しだけもっさりしている印象で、レイアウト的にやや使いづらいイメージです。
2かける3の形で並べたほうがアクセスしやすかったかもしれません。

ただし、メニューのうち頻繁に使用する事になりそうな、
道具箱・ステータス・技設定の3つは、
ショートカット登録で瞬時に呼び出すことができます。


<操作系は他ローグライクとほぼかわらず(足踏み以外)>

操作形態については、他のローグライク作品とほぼ差異はありませんが、
足踏み操作だけ、R+Aボタン長押しと、変則的になっています。通常はA+Bボタンだと思います。


Bダッシュの挙動は、突き当りまでノンストップ>

Bボタンダッシュの挙動ですが、よくある突き当りまで止まらない挙動になります。


<Lボタンでオート移動(人間をダメにする)>

つづいて、本作で最も重要・話題にもなっているオート移動についてです。
Lボタン押下により、自動的にダンジョンを徘徊してくれて、アイテムを自動で拾ってくれます
フロア中の全アイテムを拾え終えると、階段へ向かって移動します。
先に階段を見つけた場合でも、フロアにアイテムが残っている場合はアイテム回収に向かいます。
さらに、敵と遭遇した場合はオート移動が自動でOFFになります。
さらにさらに、エストの依頼主がフロアにいる場合にも、そこへ自動で向かってくれます
オプション設定をすると、通路を自動でダッシュしてくれ、移動スピードがさらにUPします。

正直にいって、ヤバイの一言です。便利すぎて、移動・探索はオート探索がデフォルトになりそうです。
完全に人間をダメにするやつです。

ただし、やりすぎではないか?という懸念もあります。
本当に、ほぼ何も考えずに先に進めてしまうため、最初のうちは楽で楽しいのですが、
ゲーム中盤・終盤までずーっとオート移動だった場合、ローグライクとしての醍醐味が楽しめず、
飽きてしまうのではないか?という懸念です。
初心者向けの施策としては、もともとローグライクというジャンル自体が難しいこともあり、
すばらしい機能だと思います。
このあたりのさじ加減はすごく難しいですね。。


<ロード時間はほぼなし >

ロード時間はほぼなく、特にストレスを感じませんでした。 

 

 3.難易度(動画:10:11付近)

 

つづいて、難易度について。

 

<体験版は超簡単>

体験版の難易度は、超が付くほど簡単でした。
これはさきほどお話しした「オート移動」と、
ダンジョン探索の項目でお話しした「アイテムと敵が常にマップに表示」の
2つが最も大きく影響しています。

 

<本編は判断が難しい(深いゲームシステム+超絶便利機能)>

では、今作が底の浅いゲームかというと真逆で、
戦闘システムの項目でお話ししたとおり、ローグライクポケモンのシステムが
ふんだんに盛り込まれ、ゲームの入れ物としてはかなり深い作りになっています。
過去作のポケダンシリーズも、難易度は高めと評価されているようです。

そのため判断は非常に難しいのですが、おそらく全体の味付けとしては、
やはり初心者向けに調整され、クリアまでは比較的楽に到達できる程度なのではないか?
というのが個人的な予想です。
ポケモン剣盾が発売された直後という事もあり、任天堂さん的にもライトユーザーが流れてくる想定をしてるのではないかな、と踏んでいます。

 

4.プレイ時間・ボリューム・クリア後(動画:11:28付近)

 

つづいて、プレイ時間・ボリューム・クリア後について。

 

<体験版1時間>

体験版は、1時間程度でクリアしました。
本編のクリア時間は不明です。


<リメイク前作品では、クリア後ダンジョンあり>

クリア後の要素ですが、リメイク前の旧作品では、
10個以上のダンジョンがクリア後に遊べたようです。
今作でも同程度のダンジョンはあると思われます。

 

 

5.音楽・サウンド(動画:11:52付近)

 

つづいて、音楽・サウンドについて。

 

<のんびりとした曲調でGood>

音楽については、派手さはありませんが、
BGMとしてぴったりという印象でした。
拠点の音楽は、跳ねるようなリズムで小気味よい曲だと思います。
ダンジョンの音楽は、ストリングス+ピコピコ電子音が、短めなループラインで構成されていて、長時間聞いていても飽きないと感じます。
イベントの音楽ものんびりしていてGOODです。


<SEも悪くない>

SEについても特に悪いイメージはありません。

 

6.まとめ(動画:12:28付近)

 

最後に、レビューを通して良かった点、気になった点を、
それぞれピックアップします。

 

<良いと思った点>
 ・オート移動が非常に便利
 ・懐の深いゲームシステム

 

オート移動が非常に便利で、便利で、便利すぎました。
他にも自動的に最適なスキルを発動してくれる機能など、
ローグライク初心者に向けて優しい機能が豊富に取り込まれていると感じます。

ゲームシステムは、ローグライクポケモンのシステムを、ほぼほぼすべて統合しており、可愛らしい見た目とは裏腹に、かなり複雑で奥の深いゲームシステムになっています。

 

<気になった点>
 ・操作性が全体的にすこし悪い
 ・便利な機能が多すぎるため、ローグライクの本質を楽しめない?

 

移動・メニューの操作など、全体的に手触りが少しだけレスポンス悪いです。
オート移動があったり、メニューのショートカット機能があったりと、
フォローするような機能はありますが、操作性はローグライクゲームとして
かなり重要な部分なので、製品版までにチューニングアップしてほしいところです。

良い点でオート移動が便利と書きましたが、逆に便利すぎるために、
ゲームとしてローグライクを楽しめない可能性があると少し心配しています。
それほどオート移動の手軽さは衝撃でした。
中盤以降、オート移動でも歯応えが出てくる可能性もありますが、
設定値などのパラメータ調整次第で、そのさじ加減はかなり難しそうです。

 

以上が、ポケモン不思議のダンジョン 救助隊 デラックス、体験版のレビューになります。
冒頭でもお伝えしましたが、
動画と合わせてブログの記事があがっていますので、
そちらと合わせて見てもらうと、分かりやすい作りになっています。

 

Youtube

 

この記事が参考になったなという方は、Youtubeにて高評価・チャンネル登録していただけると嬉しいです。

同時に、ブログや動画でわかりにくかったなどの指摘あれば、コメントかツイッターでリプライ頂けるとありがたいです。

 

それではまた、次回のレビューでお会いしましょう。

【レビュー】ボイドテラリウム体験版(全13項目詳細徹底レビュー)【ローグライクRPG】

こんにちわ。マズルです。

今回は、日本一ソフトウェアさんから発売が予定されている、
「ボイドテラリウム」の体験版。こちらのレビューをお届けします。

f:id:muzzle_of_cat:20200113062426p:plain

ボイドテラリウム

ブログの記事と合わせて動画があがっていますので、
そちらと合わせて見てもらうと、分かりやすい作りになっています。

 

Youtube

https://www.youtube.com/watch?v=cZ9w838rezU&t=2s 

 

まずは、基本情報から。


 発売日:2020年1月23日(木)
 価格:6,980円(税抜)
 対応プラットフォーム:PS4/Switch
 CERO:B(12歳以上対象)
 ジャンル:ローグライクお世話RPG

 

今回のレビューでは、Nindendo Switch版を使用しています。

ジャンルに含まれている「お世話」の部分に関しては、

本作のキーになる部分で、後ほど詳しくお話します。

 

レビュー項目の目次は以下になります。

 

 1.世界観・デザイン
  1.1ストーリー
  1.2フィールドデザイン
  1.3キャラクターデザイン
 2.システム
  2.1ゲーム構成
  2.2UI・操作性
  2.3ダンジョン探索
  2.4拠点・テラリウム
  2.5おせわっち
  2.6ロード時間
  2.7リトライ性
 3.プレイ時間・ボリューム・クリア後
 4.音楽・サウンド
 5.まとめ

 

次項より、章立てで順番にレビューして行きます。

 

1.世界観・デザイン

 1.1ストーリー(動画:01:05付近)
 

 =====================
 文明が滅び、有毒な菌類に汚染された世界。

 かつては工場だった廃墟の片隅。
 スクラップ場で一台のロボットが目を覚ます。

 ロボットは廃墟をさまよい歩いた末に、
 菌糸に侵された状態で眠る一人の少女・トリコを見つける。

 まだ幼く、か弱い女の子。

 汚染されているらしく、体からはキノコが生えている。
 ロボットは衰弱したトリコを助け出し、お世話をすることに。

 しかし、滅亡した世界は彼女が生きていける環境ではない。

 トリコを守るためには、隔離された「テラリウム」で
 生存できる環境を作らなければならない。

 =====================

   
注意点として、人類が滅んだ終末世界を舞台にしている事もあり、ややきつい表現・シーンが含まれています。
ただし、キャラクターが可愛らしいこともあり、そこまでショッキングではありません
個人的には、この終末世界の退廃とした世界観を表現するために、必要なエッセンスではないかと思っています。

 

 1.2フィールドデザイン(動画:01:57付近)

f:id:muzzle_of_cat:20200111205539p:plain

フィールドデザイン

この画像を見ていただければわかる通り、全体的に薄暗く、しかし宙に舞う光の胞子がとても美しく、幻想的な雰囲気を作り出しています。

ダンジョンの雰囲気も同様で、終末世界の雰囲気が統一されています。

 

 1.3キャラクターデザイン(動画:02:21付近)

 

主な登場キャラクターは、主人公となる「ロボット」。

ロボットがお世話する事になる少女、「トリコ」。

また拠点でロボットのサポートを行ってくれる「ファクトリーAI」の3人です。

 

主人公のロボットは、耳やしっぽのようなものがついており、小動物的な可愛さがありますよね。

f:id:muzzle_of_cat:20200111210031p:plain

キャラクター・ロボット

トリコは、世界滅亡の原因となったキノコの胞子が体から生えているという、ややショッキングなデザインですが、逆にこの子を守りたい!という気持ちが強くなると思います。

f:id:muzzle_of_cat:20200111210214p:plain

キャラクター・トリコ

「ファクトリーAI」は、ディスプレイに顔文字が映し出されるというデザインで、
様々な表情をしてくれます。しゃべる口調も可愛いため、サブキャラクターでありながら、密かに人気が出るのではないかと思っています。

f:id:muzzle_of_cat:20200111210307p:plain

キャラクター・ファクトリーAI

 

2.システム

 2.1ゲーム構成(動画:03:18付近)

 

このゲームの基本構成ですが、


ダンジョン探索パート
拠点パート


この2つを行き来するのが基本構成になります。

 

テラリウム用の資源やトリコの食料をあつめるため、ダンジョンを探索。
探索後は拠点へ帰還。
あつめた資源を使い、クラフトをしたり、トリコのお世話などをした後、
再びダンジョンへ出発。この流れになります。

 

タイトルにもなっている、テラリウムの遊びについては、拠点パートにて行われることになります。

 

 2.2UI・操作性(動画:03:57付近)


メニューの操作はキビキビ動く印象で、特にもたつくイメージはありません。

ダンジョンでの画面UIですが、HPとエネルギー。これはシレンなどでいうところの満腹度にあたりますが、上部に数値+バーが合わせて表示されており、感覚的にどれくらいダメージがあるのかなど分かりやすいと思います。

また、マップ表示も背景色はついていませんが、特に見づらい点はなかったです。

f:id:muzzle_of_cat:20200111211744p:plain

UI(HP・エネルギー・マップ)

 

一点気になった部分は、ダッシュの仕様についてです。
Bボタンを押しながら移動でダッシュ操作ですが、ローグライクの作品よっては
突き当りまで止まらない挙動を取ります。
今作では、突き当りまではいかず、速度が上がるだけにとどまります。
部屋と部屋の間の通路が比較的長いため、突き当りまで到達するために、
方向ボタンを押し続ける操作が若干ですが気になりました。
体験版時点では、指がつかれるなどはまったくありませんでしたが、
プレイ時間が長くなればなるほど、指に負担がかかる可能性あり、若干心配しています。
ただし、製品版でパッチがあてられ改善される可能性はあると思います。

 

 2.3ダンジョン探索(動画:05:23付近)

 

<操作方法>

風来のシレンなど既存のローグライクとほぼ差異はありません
ゲーム内ヘルプの情報にのっていませんが、Aボタン+Bボタン同時押しによる
足踏み操作も、存在します。

死亡時の仕様についてですが、所持していたアイテムは一切ロストする事はありません。ただし、そのままの形では持ち帰れず、すべて資源として変換された状態で、
拠点へ持ち帰る事になります。


トリコの食べ物となる食料・クエスト用の特殊な資材に関しては、
そのまま拠点へ持ち帰れます。


なお、ダンジョンの最奥に到達時にも、死亡時と同じ仕様で
全アイテム資源に変換の上、持ち帰る挙動となります。
また、メニュー画面から拠点へ任意のタイミングで戻れるコマンドも存在しています。

 

<所持アイテム数>

初期では5個と、かなり少なめです。拠点でのクラフトにより、
順次拡張されていきます。体験版クリア時点で+2され、7個保持可能となっていました。

 

既存のローグライクと比べても、かなり所持数が少なく感じるかもしれませんが、
おそらく所持枠の拡張は十分にあると思われる点と、
さきほどお話ししたデスペナルティが軽い点を踏まえると、
差し引いて丁度よいバランスになるのではないかと予想しています。


おそらく1回の探索を深く・長くではなく、短めに繰り返し行うデザインを想定していると考えています。

 

<攻撃アクション>
基本攻撃軽快です。特に、敵の反撃が早いためそう感じます。
基本攻撃以外には、スキル攻撃。また爆弾などのアイテムによる攻撃を確認しています。


スキルについては、使用のたびにエネルギーを消費します。
体験版の時点では、消費が重いのでスキルを気軽に使えないイメージでしたが、
中盤以降、エネルギー回復アイテムが充実する、もしくはエネルギーの上限があがるなどあれば、イメージは変わってくるかもしれません。

 

<オートセーブ>

本作はオートセーブに対応していますが、セーブされるタイミングは、ダンジョン出入り時と、フロア移動時の二つです。

 

<汚染度>
各種アイテムや装備品に、「汚染度」と呼ばれるステータスが表示されています。

 

f:id:muzzle_of_cat:20200111212531p:plain

汚染度


体験版では汚染度は低いアイテムしか出ませんでしたが、汚染度が高いアイテムや装備品は、性能が悪くなったりするようです。


こちらも体験版では出てこない要素でしたが、「天気」と呼ばれる要素も存在するようで、悪天候の場合は、前述の汚染度が高くなる傾向があったり、また敵が強くなるデメリットがあるようです。
逆に、特殊なアイテムを拾いやすくなるなど、デメリットだけでなく、メリットもあるようですね。

 

<罠>

ローグライクではおなじみの、罠の存在も確認しています。体験版では地雷・ワープ床などが確認できました。
地雷は、HPが半分程度削られて、かなり痛かったです。。


またこちらもおなじみの、モンスターハウスも登場します。
体験版でたまたま遭遇できたので、動画にて、その時の奮闘ぶりをご覧ください。

 =>動画:09:03付近

 

 2.4拠点・テラリウム(動画:10:57付近)

 

<拠点>
拠点に戻ってきた際、持っていたアイテム・装備品はすべて、資源として変換されます。そのため、次回探索時に、アイテムを持ち込む事はできません


その代わりに、持ち帰った資源を利用してクラフト行い、ロボット自身の性能アップカスタマイズを行い、強化していくことができます。
体験版ではありませんでしたが、クラフトを進めることにより「カスタムパーツ」「ロール」といった
要素が解放されるようです。


カスタムパーツは、ダンジョンに新たなスキルをあらかじめ装備した状態で、持ち込めるようになるもの。
ロールは、ロボットの性能を「攻め重視」「守り特化」など、あらかじめ割り振る事ができる機能で、
公式の情報によると、2つまで設定する事ができるようです。

 

<テラリウム>

トリコが住んでいる、そこの割れたフラスコビーカーがその舞台になります。
体験版では遊べませんでしたが、持ちかえった資源にて様々なアイテムをクラフトし、
テラリウムに配置、箱庭的な遊びが出来るとのこと。
配置した家具により、ロボット自身のステータス強化などのメリットもあるそうです。

※1月10日に、公式サイトにてテラリウムの最新情報があがってきました。
どうやらこのフラスコ内に、4層のレイヤーが存在し、家具などを重ねて配置できるようです。さらに、家具の拡大縮小も出来るとのこと。

 

f:id:muzzle_of_cat:20200111213357p:plain

テラリウム


画面からみると、配置できる家具数は最大50個のようですね。
さらに、配置する家具は、向き傾きまで調整して配置できるようです。
公式にUPされた動画の中で、家具を配置するシーンがありますが、ざっと100弱の家具がありました。
2Dですし、あまり箱庭的要素は少ないかなと思ってたんですが、4層で向きや傾きまで調整可能。さらに50個も家具を配置できるとなると、かなりこだわったテラリウム作りが楽しめそうです。
※公式サイト「【ボイド・テラリウム】テラリウム改装してみた【解説つき】」参照

 

 2.5おせわっち(動画:12:15付近)


体験版ではおせわっちを入手したところで終了してしまいましたが、
ジャンルにもなっている「お世話」は、まさにこの部分になります。


公式の画像からの予想では、「空腹」「部屋のよごれ」「病気」「ご機嫌」などのパラメータがありそうです。

 

f:id:muzzle_of_cat:20200111213743p:plain

おせわっち


空腹は、ダンジョンで入手する食料で回復できます。
部屋の汚れは、時間経過でだんだん汚れてくるのではないかと思います。
病気は、空腹状態が続いたり、部屋の汚れがひどくなると、病気になると思われます。
ご機嫌については、遊んであげると回復するようです。いつ機嫌が悪くなるかは、トリコのご機嫌次第といったところでしょうか。

 

お世話の実行は、拠点で直接お世話するパターンと、
ダンジョン探索中に、リモートでお世話する事もできるようです。
ただし、その場合エネルギーを消費するようで、ダンジョンの攻略と、
お世話のどちらを優先するか、悩まされることになりそうです。

 

 2.6ロード時間(動画:13:21付近)


体験版を遊んでいる限りでは、Switch版でもほぼ0で、
まったく重い部分はありませんでした。
PS4版とSwitch版迷われている方は、お好みで問題ないと思います。

 

 2.7リトライ性(動画:13:39付近)

 

ローグライクのゲームでは、何度もダンジョンに潜る事になるため、リトライ性能は気になる所です。
拠点にて画面右端に移動すれば、探索へ出発する事になります。
体験版ではさほど気になりませんでしが、中盤以降に繰り返しダンジョンへ向かう場合、若干トリコがいるフラスコから、出発地点までの距離が煩わしく感じる可能性はあります。


ただし、拠点に戻ってすぐ出発したい場合はその通りですが、
拠点に戻るたびにお世話や、テラリウムで遊ぶ時間が長くなると仮定した場合は、
さほど気にならない気がします。
いずれにしても、許容できないレベルではないと思います。

 

3.プレイ時間・ボリューム・クリア後(動画:14:28付近)

 

体験版は1時間~2時間程度のボリュームとなっています。
製品版のプレイ時間は、現時点では不明です。
製品版発売後にも、正式版としてレビュー動画をアップする予定ですので、そちらをお待ち下さい。

 

4.音楽・サウンド(動画:14:48付近)

 

音楽に関しては、個人的にはかなり好印象です。
一番に好きなのは、オープニング画面の音楽ですね。
哀愁を感じさせつつも透明感のあるストリングスに、美しい旋律のピアノ。とても癒されます。

 

SEについてですが、メニュー選択やメッセージなどの効果音が、個人的にはすこしだけ軽いかな?と感じました。
ただし、この辺りは完全に好みの範疇だと思います。

 

5.まとめ(動画:15:22付近)

 

<良いと思った点>
 ・世界観・音楽が素晴らしい
 ・トリコちゃんがかわいい
 ・ローグライクのシステム全般は基本を押さえている
 ・難易度は歯応えは残しつつ、丁度良い塩梅か
 ・処理が軽い
 ・トリコちゃんがぐぅかわいいゲボかわいい

 

<気になった点>
 ・ローグライクやりこみ勢には物足りない可能性?
 ・ダッシュ十字キー押しっぱなしの必要
 ・フルプライス(本編のボリューム次第)

 


以上が、ボイドテラリウム体験版のレビューになります。
冒頭でもお伝えしましたが、ブログに対応したYoutubeの動画が上がっていますので、
そちらと合わせて見てもらうと、分かりやすい作りになっています。

 

Youtube

 https://www.youtube.com/watch?v=cZ9w838rezU&t=2s 

 

また、製品版発売後にまた正式版としてのレビュー動画・ブログをアップ予定ですので、投稿時にはまたツイッターなどでお知らせします。

 

このブログや、動画でわかりにくかったなどの指摘あれば、コメントかツイッターでリプライ頂けるとありがたいです。

それではまた、次回のレビューでお会いしましょう。