まずる ゲームレビュー(Youtube動画と対応)

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【レビュー】コーヒートーク体験版詳細徹底レビュー【ノベルゲーム】

今回のレビューの感想。


ノベルゲームとして高水準のまとまり。

特に音楽!オープニングの曲を聴け!!


みなさん、こんにちわ。マズルと申します。
今回は、Steam上で高い評価を得ており、先日PS4/Switch版への配信も決まったインディーズゲーム、「コーヒートーク」 こちらの体験版のレビューをお届けします。

 

※ブログの記事と合わせて動画があがっていますので、
そちらと合わせて見てもらうと、分かりやすい作りになっています。

 

 Youtube


 

まずは、基本情報から。

  

発売日:2020年1月30日(木) 

価格:ダウンロード版 1,600円(税込)    

   パッケージ版 3,980円(税抜)    

    ※初回限定特典はCD2枚組オリジナルサウンドトラック 

対応プラットフォーム:PS4/Switch/XBoxOne/Steam 

CERO:B(12歳以上対象) 

ジャンル:コーヒーをいれながら、心と心をかよわせるノベルゲーム(アドベンチャー)

今回徹底分析する全項目はこちらです。

 

1.世界観・デザイン

2.音楽

3.システム

 3.1UI

 3.2基本機能

 3.3サブ機能(スマホメニュー)

 3.4コーヒー作成

 3.5ラテアート機能

4.まとめ

 

早速一つ目の「世界観・デザイン」から見ていきたいと思います。 

 

1.世界観・デザイン(動画:01:14付近)


舞台は2020年9月のシアトル

登場人物としては人間以外にエルフ・オーク・サキュバス・人魚などが

この世界には存在しており、 現代+ファンタジーの世界がミックスされた、

独特の世界観です。

 

そんなシアトルの一角で、夜だけオープンしている喫茶店

「コーヒートーク

プレイヤーは、この店のマスターとして、

来店する様々なお客と会話をすることにより、 ストーリーが進んでいきます。

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様々な登場人物



画面では背景に、店の外の雑踏が写っていますが、 降りしきる雨、通りを歩く人々、

行き過ぎる車。 雑踏の雰囲気がすごく良く出てると思います。

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お店の雰囲気


余談ですが、現実のシアトルスターバックスの発祥の地らしく、

ゲームの舞台として選ばれた理由にもなったそうです。

また、シアトルは雨の町を呼ばれているそうで、 年間2/3が曇りか雨とのこと。

ゲーム内で雨が降りしきっているのもうなずけます。


ストーリーについてですが、体験版ではエルフとサキュバス

二人の恋人が登場します。 かれらは、種族間の価値観の違いにより、

周りから二人の仲が認められないという 逆境に陥っているようで、

今後の二人の恋仲は今後どうなってしまうのか?

冒頭から気になる ストーリーとなっていました。

 

2.音楽(動画:02:39付近)


つづいて、音楽について。


このゲームの体験版をプレイし始めて、まずオープニングの音楽

すでに心奪われました。ベースもすごくいいので、低音を強めに設定して

聞いてみて下さい。


それ以外の曲についても、JAZZ、JAZZY-HIPHOP、チルアウトなど、

実際のコーヒー屋さんでかかるような、落ち着いた雰囲気の曲が多く、

捨て曲は一切ないです。体験版では9曲。本編では24曲以上が収録されるようです。


もう一点、どうしても聞いていただきたい曲が、現在サウンドクラウド上で

公開されている曲。

1曲目、ドビュッシーの名曲「月の光」のアレンジバージョンです。鳥肌が立ちました。こちらも、是非聞いてみてください。

 

soundcloud.com


体験版プレイ時に実際に起きたのですが、心地よすぎて眠気が来る点に注意です。就寝前のプレイは良いかもしれませんね。


3.システム

 3.1UI(動画:03:39付近)


つづいて、UIについて。


画面右上に、メッセージの自動めくり、メッセージ飛ばし。左下にサブ機能であるスマホ呼び出し。右下に、メッセージログ、メニュー。など各種システムがアイコンでコンパクトに表示されており、画面が広く見やすいと思います。


フォントはやや小さめな気もしましたが、携帯モードで確認したところ、

文字の判別は特段問題なさそうでした。

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UI


 3.2基本機能(動画:04:07付近)


つづいて基本機能について。


ノベルゲームでは必須と思われる、会話自動読み送り機能、既読会話の読み飛ばし機能、会話ログなど一通りそろっています

会話ログ機能のインターフェースも、誰が喋ったログなのか、一目で見れてわかりやすいと思います。


Switch版では、タッチスクリーンにも対応しています。寝っ転がりながらタッチでプレイするスタイルは、ノベルゲームとしての相性も抜群ですね。


セーブはいつでも可能との事。またゲーム内の1日の長さは、このゲームがフォローしているヴァルハラよりも、短めな設定になっているとのことです。


 3.3サブ機能(スマホメニュー)(動画:04:47付近)


つづいて、画面左下のYボタンから起動できる各種、スマホメニューについて。

 

 ◆Tomodachill!!(ゲーム内SNS)

 

ゲーム内に存在するSNSアプリのようで、登場するキャラクターが次々と登録されます。キャラクターには親密度があり、親密になるとその人物の詳細情報が解放されていきます。また、コーヒーをオーダーされた際に、好みの飲み物を出すと、この友好度があがっていく模様です。

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Tomodachi!!(ゲーム内SNS)


 ◆レシピ


現在作成出来るコーヒーのレシピ情報がのっています。

未作成のコーヒーは、暗転しており、自分であたらしいレシピを発見する楽しみがあります。体験版では発見済みが5種類。未発見のコーヒーレシピは25種類ありました。


飲み物の名前は、抹茶ラテ・カフェラテなど、実在する名前です。酒場が舞台だったヴァルハラでは、オリジナルのカクテル名でしたね。

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レシピ


 ◆ジュークボックス


プレイ中任意のタイミングで、好きな曲に切り替えられる機能です。

1曲が終わった際、リピートされるのではなく、ランダムな曲がかかる挙動でした。

ヴァルハラの時にあった、たくさんの曲から数曲ピックアップして、

その日お店で流す。といった仕組みはありませんでした。

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ジュークボックス

 

 ◆小説


体験版では未開放です。

コーヒーショップの常連であるフレイヤは、ショップにくる客の話をもとに小説を書くつもりです。彼女が書き上げた小説が、おそらくこのメニューから読めるようになると思われます。


コーヒーショップでの現実の物語と、それを元にした彼女の小説の物語、両方が楽しめる事になりそうですね。

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小説


 3.4コーヒー作成(動画:06:28付近)


つづいて、コーヒー作成について。
ストーリーの途中、お客様からコーヒーの作成を依頼されます。
コーヒー作成には素材を3つ組み合わせる必要があり、

体験版では、コーヒー・抹茶・ミルク・ココアの4種類のみが使用できました。

素材には「甘味」「苦味」「さっぱり感」「ほっこり感(濃厚さの意味?)」

4つのパラメータがあります。

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コーヒーづくり


エスプレッソ」など直接名前を指定される場合もありますが、「苦いもの」などあいまいな注文も多々あります。その場合はお客様の好みにあった素材をピックアップし、コーヒーを作成していきます。
コーヒーをお客様の好みに合わせる・合わせないによって、ストーリーなど分岐あると思われます。体験版時点では、ストーリーの分岐は確認出来ませんでした。


 3.5ラテアート機能(動画:07:21付近)


つづいて、ラテアート機能について。


コーヒー作成時に、ミルクを1つ以上いれるとラテアートモードが使用できます。
ミルクを注ぐ事により、カップ上にミルクの白い領域を描写できます。

またエッチングにより、そこからさらに細い線を引くことができます。

液体を扱っている感じがすごく出ていて、ミルクは投入時にすこしずつ注いだ方向に向かって伸びていきます。

またカップ自体を回転させて、描く角度を調整する事も可能です。タッチパネルを使うとまた操作感変わってきますので、一度試してみるのをおすすめします。


このゲームを象徴する、すごくオリジナルティのあるシステムだと感じました。

ただし、思ったような絵を描くのは非常に難しいです。

消しゴムもありませんし、Undo機能もありませんので、

基本一発勝負になります。実際のラテアート職人の方の苦労が分かる作りだと思います。


1点だけ注意です。Aボタンでお客様へコーヒーを提供しますが、

確認メッセージがないため、やり直しがききません。

体験版中に2回ほど、間違ってAを押して作成中のラテアートが消えてしまったので、

気を付けてください。
また、お客様からコーヒーの注文を受けた際、「ラテアートを描いてくれ」と

言われる場合がありますが、描いた内容によってストーリーに

影響があるかは不明です。さすがに絵の内容を判断するのは難しいと思うので、

おそらく描いたor描いてないの、判断だけをすると思います。

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筆者が描いた「無脊椎軟体猫」。50年後に高値になる予定です。

 

4.まとめ(動画:8:58付近)


最後に、まとめになります。

 

 ◆良いところ
  ・音楽・雰囲気が最高
  ・ノベルゲームとして、一通り機能は揃っている
  ・操作性が軽い。
  ・安い


音楽が格別に素晴らしいです。町のはずれの小さいコーヒーショップを感じ取れるような、雰囲気作りもすばらしいです。


ノベルゲームとして、会話自動送り、スキップ、ログ、会話速度の変更など、一通り機能は揃っている印象でした。操作性も軽いです。

 

ダウンロード版が1600円と、安いです。パッケージ版も、初回限定版であれば2枚組サウンドトラックがついてくるので、安いと思います。

 

 ◆気になる所
  ・ノベルゲームなので、読み物がメイン。
  ・キャラクターデザインは好みが分かれる?


ノベルゲームなので、読み物がメインです。コーヒー作成やラテアート機能はあくまでトッピングであるため、読み物が好きでない方には合わないかもしれません。


キャラクターデザインは好みが分かれるかもしれません。かわいさで言えば、個人的にはヴァルハラの登場人物の方が好きでした。ただし、全然嫌いではありません。体験版には出てきませんでしたが、ベレー帽をかぶった猫の女の子はかわいいですね。


レビューは以上です。

今後も新作を中心にゲームの詳細なレビュー動画をUPしていく予定ですので、当ブログと、Youtubeのチャンネルを登録してチェックしてもらえると嬉しいです。

 

 Youtube



購入を迷われている方の参考になれば幸いです。
それではまた、次回のレビューでお会いしましょう。